聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 07月 30日 (火)

マタイ15:1-20
人を汚す物

1.偽善者の宗教指導者たち(1-9)
 パリサイ人と律法学者たちが、弟子たちについて、イエス様に抗議しました。弟子たちが手を洗わずに食事をすることで、昔の先祖たちの言い伝えを犯した、と言うのです。このような彼らに、イエス様は、弟子たちが昔の先祖たちの言い伝えを犯したと言うなら、彼らはもっと大切な神様の戒めと犯している、と指摘されました。神様は「あなたの父と母を敬え。父や母をののしる者は、死刑に処せられる。」と言われました。ところが、彼らは、「神様にみな、ささげました。」と言って、両親には何も与えませんでした。彼らは、両親よりもまず神様にささげなければならない、という先祖たちの言い伝えを口実に、両親を敬いませんでした。彼らは、口先では神様を敬いましたが、その心は、神様から遠く離れていて、神様の御言葉よりも、人が作った教えを大切にしました。神様の御言葉より、人の教えを守ることが、彼らにとって楽であり、有益だったからです。彼らは偽善者でした。
2.人を汚す物(10-20)
 手を洗わずに、食べたからと言っても、お腹の中に入ると、しばらくして出て来ます。それで、外から口にはいる物は人を汚しません。人を汚す物は口から出る者です。心の中にある悪い考え、殺人、姦淫、盗み、偽証、ののしりは人を汚します。それで、人がきよくなるためには、手を洗うのではなく、心をきよめなければなりません。

祈り:主よ!私は偽善者でした。私が今、見えるうわべより、私の内面をきよめることに力を入れるように、助けてください。

一言:手もきれいに、心もきれいに



2013年 07月 31日 (水)

マタイ15:21-39
カナン人の女の信仰

1.女の信仰に感動されたイエス様(21-28)
 イエス様が、ツロとシドンの地方に行かれた時、カナン人の女が出て来て叫び声を上げて言いました。「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。娘が、ひどく悪霊につかれているのです。」しかしイエス様は、「わたしは、イスラエルの家の滅びた羊以外のところには遣わされていません。」と言って、女の訴えを退けました(24)。それでも女は、ひれ伏して、もう一度言いました。「主よ。私をお助けください。」イエス様は、「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われ、女を犬みたいに無視されました。その時にも女は、「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」と言って、願い求めました(27)。カナン人の女は、イエス様だけが自分の娘を助けてくださる方であること、を信じました。しかし、自分はその資格がない事、を知っていました。それで、イエス様に「要求」することより、「恵み」だけを求めました。彼女は、「イエス様が、資格がない者であっても、切に願い求めるなら、恵みを施してくださる方」であること、を信じました。イエス様は彼女の信仰を祝福してくださり、娘を救ってくださいました。
2.七つのパンと二匹の魚で四千人を食べさせたイエス様(29-39)
 イエス様が、ガリラヤ湖の岸の山で、多くの病人をいやされました。夕方になり、イエス様は弟子たちが持っている「七つのパンと二匹の魚」で、四千人を十分に食べさせて、解散させました。イエス様は愛の主です。

祈り:主よ!私も、主の助けを受けるだけの資格がない罪人です。しかし主のほかにはいないので、憐れんで、恵みを施してください。

一言:主よ、その通りです。ただ、


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