□4月28日(主日)


偶像は偽り


エレミヤ書51:1-32(17)

日毎の糧

 神様は他国人をバビロンに送ってその国を滅ぼします。彼らはバビロンの若い男を惜しむことなく、その全軍を滅ぼします。バビロンは罪と悪に満ちた世を裁くための道具に過ぎませんでした。バビロンは、罪と悪がみなぎっているすべての国々を酔わせるための、神様の御手のうちにある金の杯です(7)。国々はその金の杯のぶどう酒を飲んで酔いしれました。神様はバビロンを、国々を裁く鉄槌として用いられました。ところが、時が来ると、神様は他国人、すなわち、メディアを鉄槌にしてバビロンを罰せられます。これはバビロンの罪と悪に対する神様の裁きです。彼らは与えられた力を謙遜に行使するべきでしたが、実際は、国々とイスラエルを無残にも踏みにじりました。彼らはエルサレムの主の宮を破壊しました。バビロンは、あたかも彼らの偶像が神様に勝ったかのように思いました。神様は御力をもって天と地を造られた創造主です。神様はご自身が創造された世を司るお方です。しかし、人間は愚かで無知なため、自ら作り上げた偶像を神とし拝みます。神様はバビロンの刑罰の日に、彼らが拝んで拠り頼んでいた偶像も共に滅ぼされます。偶像崇拝の罪のため、イスラエルも滅び、バビロンも滅びます。彼らが神様よりも大切にしていたものは、偶像です。まるで神様のように思い、頼っているものが偶像です。私たちは偶像を拝むことを遠ざけて、天と地を創造し、御心のままに治めておられる神様にのみ頼って生きるべきです。



祈り:主よ、私の内に主よりも恐れ、大事にしている偶像をつくってしまっていないでしょうか。もしあるのなら、悔い改めたいです。助けて下さい。偶像に振り回される偽りの人生ではなく、主に治められる、まことの人生を歩みたいです。

一言:主だけがまことの生ける神

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧