聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 07日 (水)

マタイ19:1-15
離婚に関する質問

1.人は、引き離してはなりません(1-9)
 パリサイ人たちは、イエス様のみもとにやって来て、離婚に関する問題で、質問しました(3)。当時、ヘロデ王が離婚し、また、ローマでも離婚が普遍化していました。ところが、パリサイ人も、「場合によっては、離婚できるのではないのか」という考えから、このような質問をしたようです。ところが、イエス様は、人はどうであれ、「聖書が何を教えているのか」を話されました。聖書で、結婚は本来神様が造られましたが、神様は、男と女を造られ、彼らが結婚を通して結ばれ、一心同体にされました(5,創2:24)。それで、結婚した夫婦は二人ではなく、一人です。一人なのに、どうして引き離すことができるのでしょうか。また、結婚は、神様の摂理によって、神様が結び合わせてくださったものです。神様が結び合わされたのに、どうして人が引き離すことができるのでしょうか。モーセが離婚状を与えて、離婚を許したのは、離婚を正当化させたり、奨励するためではなく、かたくなな人間が、これ以上さらに大きな罪を犯すことがないように、仕方なく許した処置でした。創世記での結婚の心理は、どの時代でも、神聖に守らなければなりません。
2.それが許されている者だけができます(10-15)
 結婚の真理を聞いた弟子たちは、離婚もできずに縛られるなら、むしろ結婚しないほうがましだ、と言いました。しかし特別な場合のほか(12)は、結婚して、うんで増えることが、本来神様が人に置かれた御旨です(創1:28)。

祈り:主よ!聖書での結婚の真理を教えてくださり、感謝します。私が、神様の定められた結婚の真理に基づいて、生きるように助けてください。

一言:聖書的な結婚の真理



2013年 08月 08日 (木)

マタイ19:16-30
永遠のいのちを得る方法

1.そのうえで、わたしについて来なさい。(16-22)
 ひとりの青年がイエス様のもとに来て言いました。「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょうか。」この青年は、何か良いことをすれば、永遠のいのちを得ることができる、と考えていました。それで、彼は幼い時から、神様の戒めをみな守って来ました(20)。しかし、彼の心には永遠のいのちがなく、そのために、イエス様にほかの方法を尋ねました。そのような彼にイエス様は言われました。「あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」すると、彼は悲しんで帰って行きました。ここで、彼の問題が現れました。外側から見ると、彼は神様の戒めをよく守っているように思えます。しかし、実際には、自分の隣人を愛するために、犠牲を払ったことがありませんでした。神様の戒めを守っていませんでした。彼は、永遠のいのち、すなわち天の宝より、世の持ち物をもっと愛しました。世の持ち物を愛する者のたましいは、永遠のいのちの代わりに、絶えず心配のとげにささって苦しみます。世の持ち物を、主と隣人のために用いて、イエス様に従うことが、永遠のいのちを得る道です。
2.わたしの名のために(23-30)
 金持ちが天の御国に入ることは、らくだが針の穴を通ることより、難しいです。財産に対する執着心と望みが大きいほど、天の御国に対する望みが小さくなって行くからです。イエス様のために持ち物を捨てる者は、この地での祝福だけではなく、天の御国の永遠のいのちを受け継ぎます。

祈り:主よ!私が世のどんなものよりも、永遠のいのちの道であるイエス様を愛し、イエス様に従う者になるように、助けてください。

一言:その上で、わたしについて来なさい


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