聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 16日 (金)

マタイ24:1-14
この御国の福音は全世界に

1.みな、くずされます(1,2)
 弟子たちは、エルサレム神殿の雄大で華麗なのを見て、感嘆しました。しかしイエス様は、「ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」と言われました。弟子たちは、宮の外的な姿だけを見ましたが、イエス様は、宮の内的な姿をご覧になりました。宮の中にいる宗教指導者たちの罪をご覧になり、祈るべき宮の中で、商人たちがひしめき合っているのを、ご覧になりました。霊的な指導者は、外面よりも内面を見なければならず、霊的な洞察力を持っていなければ、なりません。
2.御国の福音は全世界に(3-14)
 「宮が破壊される」という御言葉を聞いて弟子たちは、「イエス様が世の終わりについて、話しておられる。」と考え、その時期と前兆について、尋ねました。しかしイエス様は、「人に惑わされないように気をつけなさい。」と話されました(4)。「また、戦争のことや、戦争のうわさを聞いても、恐れてはならない。」と言われました(6)。なぜなら、戦争が起きたからと言って、それが世の終わりではないからです(6b)。不安な世の中になると、クリスチャンたちは多くの迫害を受け、憎まれるようになります。人々はつまづき、互いに裏切り、憎み合うようになります。にせ預言者たちが多く起こって、多くの人々を惑わします。不法がはびこり、愛は冷たくなります。しかし、クリスチャンたちは、最後まで耐え忍ばなければなりません(13)。では、世の終わりはいつ来るのでしょうか。「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(14)。

祈り:主よ!私が、この世に辛いことがあっても、惑わされたり恐れたりせずに、天の御国の福音を宣べ伝えることができるように、助けてください。

一言:天の御国の福音は全世界に



2013年 08月 17日 (土)

マタイ24:15-51
栄光ある人の子の再臨

1.大能と輝かしい栄光を帯びて来られるイエス様(15-31)
 世の終わりとなり、イエス様が再臨される直前には、いまだかつてなかったようなひどい苦難があります(21)。すると、にせキリストと、にせ預言者たちが現れて、大きなしるしや不思議なことをして見せて、誘惑します。しかし、世の終わりに起こることに対して、イエス様は前もって話されました(25)。「キリストが荒野にいらっしゃる。」、「へやにいらっしゃる。」と言っても、信じる必要がありません。イエス様が来られる時には、いなずまが東から出て、西にひらめくように、全ての人が分かるように、来られます。主が再び来られる時には、太陽は暗くなり、月は光を放ちません。星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。宇宙の法則はみな覆されます。その時、イエス様が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来られます(30)。そして、御使いたちを遣わして、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。クリスチャンたちには、この日が救いの日です。しかし、イエス様を信じない者たちには、この日は恐ろしいさばきの日です。
2.目を覚ましていなさい(32-51)
 イエス様が再臨される日は、天の御使いたちも知りません。ただ、神様だけがご存知です。それで、世の終わりを知ろうとすることよりも、いつイエス様が来られても、お迎えできるようにする姿勢を持つことが必要です。イエス様の再臨は、どろぼうが来るように、思いがけない時に訪れます。それで、目を覚まして、主の再臨に備える人々だけが、祝福を受けるようになります(45,46)。

祈り:主よ!私が、雲に乗って、大能と輝かしい栄光を帯びて、雲に乗って来られる主を慕い求め、再臨に備えるように、助けてください。

一言:忠実な思慮深いしもべ


<<(1)    前のページ(24)    25    次のページ(26)    (29)>>

聖書別日ごとの糧