聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2021]

2021年 01月 25日 (月)

マタイの福音書3:1-12(1,2)
悔い改めなさい。天の御国が近づいたから

バプテスマのヨハネは、イザヤの預言したメシアの先駆者であり、マラキが預言した「再び来るエリヤ」です。彼を通して、メシアを受け入れる心が準備されるようになります。その為に彼がしたことはなんですか。

第一、荒野で区別された生活をしました。彼は祭司長ザカリヤの息子として、他のレビ人のように神殿を中心に生活しました。しかし、神殿は堕落し、宗教指導者たちは腐敗していました。それで、彼は荒野で極めて単純で質素な生活をしました。彼は腐敗した時代の風潮に左右されず、自分の受けた使命を担うために区別された生き方をしました。時代や風潮を追う時、一見楽しく感じますが、かえって霊的に渇くようになります。

第二、時代の罪悪に挑みました。彼は、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」とメッセージを伝え、自分の罪を告白し、出て来る者たちにはバプテスマを施しました。そこには、パリサイ人やサドカイ人たちもいました。彼らは、宗教指導者として大きな権力を持っていました。しかし、ヨハネは少しも退かず、自尊心が傷つく程はっきりと彼らの罪を指摘し、悔い改めを促しました。そして、聖霊による罪の悔い改めと新生を可能にするメシアを宣べ伝えました。

彼の人生は長くはありませんでした。しかし、イエス様より、「女から生まれた者の中で一番偉大なもの」という称号を受けました。(マタイの福音書11:11)。彼は、歴史の新しい時代の幕を開ける、真の偉大な者でした。



適用:私が受けた使命は何ですか

一言:区別と挑戦



2021年 01月 26日 (火)

マタイの福音書3:13-17(15)
正しいことをすべて実現することがふわさしい

イエス様は、罪がない神の子なので、バプテスマを受ける必要はありません。バプテスマのヨハネは、イエス様こそが来るべきメシアで、それに対して自分がどんな者であるかをよく知っていたため、バプテスマを授けることを避けました。しかし、イエス様はご自分がヨハネからバプテスマを受け、「このようにして正しいことをすべて実現することが、わたしたちにふさわしい」と話されました。正しいことをすべて実現することが、神様の御旨を成就する道なのです。イエス様は、罪人ではないのに罪人と同じ道を歩まれました。罪人として十字架にかけられ苦難を受けられました。神様はイエス様に人類すべての罪を負わせ、人類を救おうとされました。イエス様は、謙遜に神様の御旨を受け入れ、バプテスマを受けました。イエス様が受けたバプテスマは、神様の御旨に従って苦難の道を行こうとする従順のバプテスマです。イエス様が従順のバプテスマを受けることで、私たちが救いを受けるようになりました。私たちも、イエス様のように神様の義を成そうと従順に従うと、他の人を救うことに用いられます。

神様は、イエス様のバプテスマを喜ばれました。すると天が開きました。これは人間の罪で、数千年の間、閉ざされた天が開き、神様の祝福と救いが人間に降りるようになったという意味です。罪人たちが天の御国に行く道が開かれました。神様は、イエス様に聖霊のバプテスマを授けられました。そしてイエス様がメシアであることを公的に示して下さいました。天の父である神様から認められたイエス様は、私たちの真の救い主メシアです。



適用:神様の御旨に従順なイエス様を仰ぎます

一言:謙遜な従順


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