聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2021]

2021年 01月 27日 (水)

マタイの福音書4:1-11(10)
下がれ、サタン

イエス様は、公生涯を始められる前に悪魔の試みを受けました。その理由は、悪魔の権勢下で試みられる私たちを助け、救う為です。悪魔は、第一に、40日断食して空腹を覚えられたイエス様に、石をパンにして食べるように話しました。万が一、イエス様が悪魔の言いなりで石をパンにするなら、現実の経済問題が一番深刻な解決すべき問題だと認めることになります。しかし、イエス様は申命記8:3を引用して、人にはパンも必要ですが、もっと必要なのは神様の御言葉であり、人の命の源が神様の御言葉である、ということを宣布しました。第二に、悪魔はイエス様を聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、「あなたが神の子なら、下に身を投げなさい」と、神様の約束と慈愛を試みるように誘惑しました。イエス様は申命記6:16を引用して、神様は試みる対象ではなく、ただ、従順すべき方であることを明らかにしました。第三に、悪魔はイエス様を非常に高い山に連れて行き、この世のすべての王国とその栄華を見せて、もしひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたにあげようとそそのかしました。しかし、すべての王国とその栄華は、神様のものであり、悪魔のものではありません。又、イエス様はそれらすべてを得ようと来られたわけではなく、十字架の死を通して人類を救い、すべてを回復する為に来られました。イエス様は申命記6:13の御言葉で、自分のアイデンティティ-を確かにされ、断固として悪魔の誘惑をはねつけ、打ち勝ちました。

 最初の人アダムは蛇の誘惑に負け、その結果、すべての人類が罪の奴隷になりました。しかし、最後のアダムとして来られたイエス様は、御言葉で悪魔の誘惑に打ち勝ちました。誰でもイエス様の内にあるなら、悪魔の誘惑に打ち勝つことが出来ます。



適用:私たちが直面する誘惑に打ち勝つ方法を考えてみましょう

一言:書いてある



2021年 01月 28日 (木)

マタイの福音書4:12-25(23)
御国の福音を宣べ伝え

イエス様は故郷ナザレを離れ、ガリラヤのカペナウムを中心に宣教初期の御業を始められました。これは、預言者イザヤを通して語られたことが成就するためです。イエス様の御業の特徴は何ですか。

第一、天の御国を宣べ伝えました。御国とは、神さまが王として支配されている国のことです。すべての人が行きたいと夢見るところで、私たちの人生においても実現できたらと願います。この天の御国は、悔い改めて、イエス様を受け入れる時に臨まれます。天の御国が臨むと、私たちの人生も暗闇から光に、死の陰に座っている人生から、いのち溢れる人生に変わります。王なるイエス様が、私たちを苦しめる暗闇の勢力を完全に打ち滅ぼしてくださるからです。

第二、弟子たちを召されました。イエス様は、ガリラヤ湖で網を打っているシモンとその兄弟アンデレをお呼びになりました。そして「私について来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう」と話されました。イエス様はそこから進んで行き、網を繕っているゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネもお呼びになりました。イエス様は彼らを天の御国の使命人として、死の地から天の御国に、彼らの魂を引き上げようとされました。彼らは舟と網と父を残して、イエス様に従いました。

第三、あらゆる病とあらゆるわずらいを癒されました。イエス様はガリラヤの会堂で天の御国を宣べ伝え、また民たちの病を癒されました。イエス様の評判は、シリアの全域に、デカポリス、エルサレムに広まって、大勢の群衆がイエス様に従いました。深刻な病と人生問題で苦しむ者たちが、イエス様を通して天の御国を見たのです。



適用:天の御国を宣べ伝えていますか

一言:人間をとる漁師


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