聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2017]

2017年 01月 22日 (日)

ルカ8:4-15 (15)
良い地

  このたとえで、種は神様の御言葉です。また、四つの地は御言葉を聞く人です。神様の御言葉が良い地に落ちさえすれば、百倍の実を結べます。しかし、道端のようにかたくなな心を持ち、或は岩の上にある畑のように根がおろせない心を持ち、また、いばら畑のようにいばらが押しふさいでしまう心を持つならば、その人に蒔かれた種は、決して実を結べません。
  イエス様が話された四つの地の中で、蒔かれた種が実を結べるのはただ良い地だけです。実を結ぶ良い地は、正しい、良い心で御言葉を聞き、それをしっかりと守り、良く耐えて、実を結ぶ人を指します。良い地のような人は御言葉を聞く間、その御言葉にどんな意味があるのか考え、悟ろうと努めます。また、御言葉を聞いた後にも受け入れた御言葉を心に刻みます。このように、正しく、良い心で御言葉を聞いて守ると、その御言葉は必ず実を結びます。
    種は神様の御言葉だというこのたとえは、私達が御言葉をどのように聞くかによって百倍の実を結ぶ可能性があることを教えてくれます。人生で百倍の実を結べることは素晴らしい祝福です。このような祝福は御言葉を聞く心の姿勢によるものです。御言葉を心に刻み、しっかり耐えれば御言葉の力が私達の中で実を結ばせます。
  
  

適用:百倍の実を結びたいですか。

一言:御言葉を聞き、しっかり守る



2017年 01月 23日 (月)

ルカ8:16-21(21)
イエス様の家族

   神様の御言葉を注意深く聞くとき、何をいただくようになるのでしょうか。神の国の真理をもっと悟るようになります。神の国の恵みと祝福を更に受けます。その上、イエス様の家族になる特権を受けます。
  イエス様が御言葉を教えておられるとき、イエス様の母と兄弟が来ましたが、群衆のためにそばに近寄れませんでした。それで、ある人がイエス様に、お母さんと兄弟たちがあなたに会おうと外に立っていることを伝えました。すると、イエス様は神様の御言葉を聞いて行う人が、母と兄弟であると言われました。イエス様の御言葉を聞いて行う人は、イエス様の家族になります。そして、神の国を相続します。イエス様の家族になることは、血縁と関係ありません。ただ、御言葉を聞く姿勢によって決まります。神様の御言葉を注意深く聞く人は、その御言葉通りに生きようと努めます。このような人は、この世のみならず神の国でもイエス様の家族になる特権を味わうことができます。

適用: イエス様の家族ですか。

一言: 神様の御言葉を聞いて行おう



2017年 01月 24日 (火)

ルカ8:22-25 (25)
あなたがたの信仰はどこにあるのか

  弟子たちの悲鳴を聞いたイエス様は起き上がって、風と大波をしかりつけられました。すると、すぐ前まで恐ろしい勢いで舟を飲み込もうとしていた風も波も収まり、凪になりました。イエス様は、突風を静まり返らせた後、弟子たちに「あなたがたの信仰はどこにあるのです」と言われました。(25)以前は信仰がありましたが、今は突風の故に、弟子たちが信仰を失っていたからです。しかし、風と荒波をしかりつけられるイエス様を見て、弟子たちはイエス様に対する新しい信仰を持つようになりました。イエス様が、単なる弟子たちの先生ではなく、風も波もおさめる方であるということを信じるようになりました。
  突風で、私たちも信仰を失いかける時があります。突風の故に恐れに陥るときもあります。ところが、イエス様と一緒にする航海は決して死で終わりません。かえって、風と波をしかりつけられるイエス様を新しく体験できる機会になります。突風の前で自分の弱さを悟り、謙遜にイエス様を頼る信仰を学ぶことができます。
  

適用: 突風を恐れていますか。

一言: イエス様を仰ぎ見よう



2017年 01月 25日 (水)

ルカ8:26-39 (39)
どんなに大きなことをして下さったかを

  悪霊どもは、イエス様の権威の前に屈服し、その人から出て豚の中に入るようにさせて下さいと願いました。イエス様がそれを許すと、悪霊どもは豚の中に入り、豚の群れは駆け下って湖に入り、おぼれて死んでしまいました。悪霊どもの去った男は、着物を着て、正気に戻ってイエス様の足元に座りました。真の名前を取り戻したのです。そのとき、その地域の民衆は、このままでは養豚事業が駄目になると恐れて、イエス様に自分たちのところから離れてほしいと願いました。彼らは、物質的利益に目が眩み、メシヤを排斥しました。悪霊どもが去った青年はイエス様にお供したい、としきりに願いましたが、イエス様は彼をゲラサの牧者として立て、使命の地に遣わされました。神様がどんなに大きなことをして下さったのか、救いの恵みを町中に話して聞かせなさいと命じられました。

適用:神様は、私にどんなに大きなことをして下さったのか。

一言:話そう



2017年 01月 26日 (木)

ルカ8:40-48 (44)
イエス様の着物のふさにさわると

  イエス様は御自身から力が出ていくのを感じられたので、行かれる道を止めて、着物に触った者を探しました。女は震えながら進み出て、すべての人の前で一部始終を話しました。イエス様は慈愛深い声で、「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。」と言われ、女の信仰を祝福して下さいました。もし、女に信仰がなかったなら、自分に対し暗くて運命的な思いをもち、徐々に死んでいくしかなかったでしょう。ところが、彼女は信仰で障害物を乗り越え、イエス様の着物のふさにさわりました。 信仰は死んだ者と同様な女の人生を、復活と新しい人生を生きる美しい女性に生まれ変わらせました。信仰は、主の能力と恵みと祝福とをいただく道です。イエス様は、そして、女に真の平安を賜物として与えて下さいました。

適用:信仰で着物のふさに触っていますか。

一言:たちどころに止まった



2017年 01月 27日 (金)

ルカ8:49-56 (50)
恐れないでただ信じなさい。

  ヤイロは、信仰で力と勇気を出し切り起き上がり、イエス様と一緒に家に向かいました。家に到着した時人々は、娘のために泣き悲しんでいました。イエス様は「泣かなくてもよい。死んだのではない。眠っているのです。」と言われました。すると、泣いていた者たちは泣き止んであざ笑い始めました。イエス様は、娘の手を取って、まるで眠っている者を起こすかのように叫んで言われました。「子供よ。起きなさい」。すると、娘の霊が戻って、娘はただちに起き上がりました。イエス様は死んだ子供を生かしました。イエス様は死んだものを起き上がらせる復活といのちの主です。イエス様の中では、死んだ者たちがよみがえります。

適用: 状況の悪化を恐れていますか。

一言: ただ信じなさい


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