むしろ、このような権威を持たずに勝手に振舞っていたのは、宗教指導者たちと長老たちの方でした。それをイエス様はぶどう園の農夫のたとえを通して教えてくださいます。ある人がぶどう園を造り、それを農夫たちに貸して、長い旅に出ました。ぶどう園は農夫たちが管理しますが、彼らが主人ではありません。季節になったので、主人はぶどう園の収穫の分けまえをもらうために、農夫たちのところへしもべを遣わしましたが、農夫たちはしもべたちを袋だたきにし、何も持たせないで送り返しました。彼らは正当な権利を行う主人に敵対しました。主人は彼らの悪事にもかかわらず、自分の全権を委任した息子を送りました。ところが、彼らはその息子さえ殺してしまいました。このような農夫たちが滅ぼされ、ぶどう園も他の人たちに与えられてしまうのは、当然です。宗教指導者たちはぶどう園の農夫たちのようです。彼らはイスラエルというぶどう園を管理しながらも、主人である神様の権威を認めなかったのです。むしろ主人の権威を持って来られたイエス様を殺そうとしました。このような彼らは、真の権威者である神様によって滅ぼされます。

適用：神様の御子の権威を認めなければどうなりますか

一言：打ち滅ぼされる

適用：カイザルのものと神様のものを持っていますか

一言：カイザルに、神様に

適用：死んだ者の神様だと思っていますか

一言：生きている者の神様

　イエス様は、金持ちたちが献金箱に献金を投げ入れているのをご覧になりました。また、ある貧しいやもめが、レプタ銅貨二つを投げ入れているのをご覧になりました。それでイエス様は「この貧しいやもめは、どの人よりもたくさん投げ入れました」と言われました。金持ちたちは、あり余る中から献金を投げ入れたのに、この女性は、乏しい中から、持っていた生活費の全部を投げ入れたからです。彼女はまるでツァレファテのやもめのように、いのち同然とも言えるものを神様に捧げました（Ⅰ列王17：12-15）。主は私たちのうわべをご覧になる方ではありません。私たちの心をご覧になります。弟子たちは、うわべだけ敬虔に生きていた律法学者たちに気を付けなければなりませんでした。私たちも、もし律法学者たちと同じような生活をしているなら、悔い改めて神様の御前で生きる生活をしなければなりません。

適用：人々の前で生きていますか

一言：人一倍きびしい罰