Ⅰ．私たちにおられる弁護人(1,2)
　私たちは弱く罪を犯します。そして自分に対して絶望し、罪責感で苦しみ、神様の裁きを恐れるのです。しかし私たちには弁護人がいます。その方はイエス・キリストであり、私たちと全世界のためのなだめの供え物なのです。このイエス様は私たちの罪のために死なれ、神様の前で私たちのために弁護してくださいます。それで私たちはどんな場合にも絶望せずに、この弁護人イエス・キリストのところに行ってその恵みを求めなければならないのです。そうすれば主は私たちのために血によって弁護してくださるのです。
Ⅱ．私は新しい命令としてあなたがたに書き送ります(3-11)
　イエス様を知っている者はその命令を守ります。イエス様の命令は特に新しい命令ではなく、信者たちが初めから持っていた古い命令です。その命令は永遠不変のものであり、キリストの中で兄弟を愛しなさいというものです。光の中にいると言いながら、兄弟を憎む者はやみの中にいて、やみの中を歩んでいて、自分がどこに行くのかを知らないのです。それはやみが彼の目を見えなくしたからです。
　私たちが光の中にいるのは、「愛で働く信仰」によって証明されるのです。キリストの愛を実践しない信仰は死んだ信仰なのです。

祈り：主よ！私の心の中に兄弟を愛せずに憎む心があります。主の愛の光でこのやみを退けて兄弟を愛するように助けてください。

一言：兄弟を愛せよ

Ⅰ．聖徒たちが受けるようになった特権(12-14)
　彼らはキリストの御名で罪の赦しを受けました。罪が赦されたことは、世のどんなものを持っても変えがたい喜びなのです。聖徒は罪の赦しを受ける時、全ての罪の重荷から自由を得るようになったのです。聖なる喜びを味わうようになったのです。新鮮ないのちを得るようになりました。罪から自由を得る時、霊的な目が開かれ、霊的な知識を悟っていくことができるのです。青年たちは御言葉を愛することができるようになり、御言葉の力を受けて、世の悪魔の権威に打ち勝つことができるようになるのです。
　罪と悪魔サタンの権威が支配する世の中で、青年たちが悪い悪魔の権威に打ち勝ち勝利の人生を生きるようになったのは、驚くべき特権であり、恵みです。私たちはこの恵みと特権を知り、これを守らなければならないのです。
Ⅱ．世にあるもの(15-17)
　ヨハネは彼らに命じます。「世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。」世にある全てのものは、肉の欲、目の欲、暮し向きの自慢などであり、これはこの世で従って来たものです。そしてその全てのものは過ぎ去ります。滅び去ります。それでこれらのものを愛する者は結局虚しくなるのです。意味のない人生を過ごすようになるのです。ただ神様のみこころを行なう者はいつまでもながらえるのです。

祈り：主よ！私が意味もなく流れていく世のものを愛さずに、神様のみこころを行なう者になるように助けてください。

一言：世にあるものを愛してはなりません

Ⅰ．反キリストの特徴(18-23)
　反キリストはキリストから出ましたが、属してはいませんでした。反キリストの最もはっきりとした特徴はイエス様がキリストであることを否定する点です(22)。彼らはいつも神様に敵対し、不法を行い、真理を歪曲する行為を行なうのです。さらには自分を神だと称します(Ⅱテサ2:4)。反キリストはサタンの働きに従って魔術も行い、奇蹟も行ないます(Ⅱテサ2:9)。これをえさに、人々を誘惑してつまづかせるのです。
Ⅱ．反キリストに打ち勝つ方法(24-29)
　「あなたがたは、初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせなさい。」(24)。「もし初めから聞いたことがとどまっているなら、あなたがたも御子および御父のうちにとどまるのです。」「そこで、子どもたちよ。キリストのうちにとどまっていなさい。」(28)。私たちが反キリストに惑わされないためには、初めから聞いたキリストの福音、すなわちイエス様と復活を心に堅く守らなければならないのです。そしてキリストの中に留まらなければならないのです。そうすれば反キリストに打ち勝つのです。
　キリストの中で、私たちは永遠のいのちを得るのです。父なる神様がキリストの中で私たちに約束されたものが、すなわち永遠のいのちだからです(25)。私たちがこの永遠のいのちを奪われることはありません。

祈り：祈り！私が福音をかたくつかむことで、反キリストに惑わされないように守ってください。

一言：福音を堅く守りなさい