聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2004]

2004年 04月 02日 (金)

ヨハネノ福音書2:1-12
カナの婚礼

Ⅰ.ぶどう酒がありません(1-5)
カナンの婚礼にイエス様と弟子たちが招待されました。ところがその婚礼の場でぶどう酒がなくなりました。婚礼の雰囲気が冷えて喜びも消え去りはじめました。それを知ったマリヤはこの事をイエス様に告げました。「ぶどう酒がありません」。イエス様は、時がまだ来ていないと言われ、マリヤの祈りに答えようとされませんでした。その時、マリヤは絶望せず、主が御業を行われるように霊的な環境を整えました。
Ⅱ.水がめに水を満たしなさい(6-10)
イエス様は手伝いの人々に命じられました。「水がめに水を満たしなさい」。手伝いの人々はその命令を理解することができませんでした。しかし聞き従って縁までいっぱいにしました。イエス様は再び命じられました。「さあ今くみなさい」。そして宴会の世話役のところに持っていきなさい」。手伝いの人々はイエス様が命じる通り、そのまま従いました。その時、彼らは水がぶどう酒に変わるしるしを直接体験することができました。主の御業は聞き従う人々を通して起こります。
Ⅲ.最初のしるし(11)
イエス様は最初のしるしをカナンの婚礼の場で行われ、その栄光を現しました。これは、イエス様が、水をぶどう酒に変えることができる、変化の能力者であることを教えてくれます。また人々に真の喜びと祝福を与えてくださることを教えてくれます。

祈り:主よ!私がマリヤのように祈り、手伝いの人々のように聞き従い、水をぶどう酒に変える主の御業に用いられますように祈ります。

一言:水をぶどう酒に変えられるイエス様



2004年 04月 03日 (土)

ヨハネノ福音書2:13-25
神殿をきよめられたイエス様

Ⅰ.私の父の家を商売の家としてはならない(13-17)
神殿は神様のおられる聖なる所で、罪人が出てきて神様の御言葉を受け、その罪が贖われる所です。また、万民が祈りを捧げる所です。ところが、その神殿が商売の家のようになっていました。イエス様は細縄で鞭をつくって、羊も牛もみな、宮から追い出されました。両替人達の金を散らし、その台を倒し、神殿をきよめられました。
イエス様は神殿を利用してお金を儲け、自分の世俗的な欲を満たそうとする者に対して怒りを覚えられました。彼らが悔い改めることを願われました。
Ⅱ.この神殿を壊してみなさい(18-25)
イエス様が神殿をきよめられたのを見て、ユダヤ人達は悔い改めるどころか、しるしを見せてくれるように要求しました。これに対してイエス様は、「この神殿を壊してみなさい。私は三日でそれを建てよう」と言われました。これは、十字架と復活を通してイエス様自身が自ら神殿になられることを意味するのです。建物と形式に縛られていた神殿の意味は、イエス様自身が神殿になられることによって、完全に変わりました。時間と空間を越えて、いつでもイエス様を通して罪のゆるしを受けることができ、また神様に出て行くことができるようになったのです。

祈り:主よ!私たちの心に住まわれる主の宮が、御言葉と祈りと賛美で満ち溢れるように助けてください。

一言:聖なる神殿をつくりなさい


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