聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2004]

2004年 04月 14日 (水)

ヨハネノ福音書4:1-15
永遠の命への水がわき出ます

Ⅰ.私に水を飲ませてください(1-9)
イエス様は、中東の太陽が最も燃え上がる正午、サマリヤのヤコブの井戸のかたわらに着きました。イエス様は旅に疲れて井戸の傍らに腰をおろされました。その時、一人の女が水をくみに来ました。この女は複雑な過去の問題を持っていました。そこで、人々から疎外されていました。そして、そのたましいは渇ききっていました。
イエス様はこの女を見るとすぐ、「私に水を飲ませてください」と言われました。イエス様は自分を低くされ、女との対話の門を開かれました。
Ⅱ.私が与える水(10-15)
女は、水を飲ませてくださいと言われるイエス様の言葉を誤解して反発しました(9)。イエス様は、このような女に神様の賜物と生ける水について話され、彼女の関心を霊的な対話に導かれました。しかし、理解することができずにイエス様をヤコブと比較して無視する女を耐え忍びながら、彼女を永遠の命への水へと招かれました。「この水を飲むものは誰でも、また乾きます。しかし、私が与える水を飲む者は誰でも、決して乾くことがありません。私が与える水は、その人のうちでで泉となり、永遠の命への水がわき出ます。」
飲んでもまたすぐ渇く井戸の傍らを行ったり来たりするのではなく、永遠の命への水がわき出るイエス様の所に出ていきましょう。

祈り:主よ!私がヤコブの井戸の傍らを行ったり来たりせず、イエス様の所に出て来て永遠の命への水を飲むようにして下さい。

一言:永遠の命への水



2004年 04月 15日 (木)

ヨハネノ福音書4:16-30
この私がそれです

Ⅰ.行って、あなたの夫をここに呼んできなさい(16-19)
永遠の命への水を求める女に、イエス様は「行って、あなたの夫をここに呼んできなさい」といきなり言われました。女は今までたましいの渇きを満たそうとして、幾人かの夫の間をさ迷いました。女にとってこの夫の問題は言い表したくない罪の問題でした。この罪の問題を光の中で表し悔い改めなければ、イエス様からの永遠の命への水を飲むことができません。まず、夫をイエス様の前に呼んでこなければなりません。暗闇の罪の問題を光の中に表して悔い改めなければなりません。「行って、あなたの夫をここに呼んできなさい」
Ⅱ.この私がそれです(20-30)
女は自分の過去を全部知っているイエス様に礼拝について問いはじめました。女は偽りの夫に自分の心と愛と献身を捧げて礼拝しました。しかしその結果は傷と痛みしかありませんでした。その後、彼女は真の礼拝の対象を探し礼拝を捧げたくなったと思われます。イエス様はこの女に神様だけが私たちの真の礼拝の対象であり、礼拝者たちは霊とまことによって礼拝を捧げなければならないと教えられました。それから、イエス様自身が、探しに探し求めていた真の夫であり、メシヤであることを明らかにされました。「この私がそれです」
真の夫に出会った女は心に沸き出る喜びを抑えきることができませんでした。水がめを置いて町に行き、人々に言いました。「来て見て下さい。私のしたこと全部を私に言った人がいるのです。この方がキリストなのでしょうか。

祈り:主よ!主だけが私の真の夫であり、真の礼拝の対象となられる方です。ただ主だけに礼拝するように助けて下さい。

一言:この私がそれです



2004年 04月 16日 (金)

ヨハネノ福音書4:31-38
目をあげて畑を見なさい

Ⅰ.イエス様の食物(31-34)
 弟子達は、町に入って食物を持ってきて「召し上がって下さい」とイエス様にすすめました。しかし、イエス様は一人の女の人と話しているうち、空腹も忘れられました。イエス様には弟子たちが知らない食物がありました。イエス様の食物は、イエス様を遣わした方の御心を行い、その御業を成し遂げることでした。
 体のための食物は再び腹を空かせます。しかし、神様の御心を行い、その御業を成し遂げる時、私達は真の満足と命を得ることができます。
Ⅱ.イエス様のビジョン(35-38)
 一人の女の人を救われたイエス様は、その人の変化を通して、色付いて刈り入れるばかりになった畑を見ました。色付いて刈り入れるばかりになった畑は、鎌を手にした農夫を待っています。働き人を待っています。イエス様はそれを待ち望む心で言われます。「目を上げて畑を見なさい。色付いて、刈り入れるばかりになっています」イエス様は、私達が目を上げ、キャンパスと世界を見ることを願われます。

祈り:主よ!私が自分の問題と現実だけを見つけ、心細く生活をしてきたことを悔い改めます。目を上げて色付いて刈り入れるばかりになった世界のキャンパスを見上げることができますように祈ります。

一言:目を上げて畑を見なさい。色付いて刈り入れるばかりになっています。



2004年 04月 17日 (土)

ヨハネノ福音書4:39-54
御言葉を聞いて信じた人々

Ⅰ.サマリヤ人の信仰(39-42)
サマリヤ人は女の言葉によってイエス様を信じました。しかし、彼らは女の言葉だけに満足しませんでした。イエス様のところに来た時、自分達のところに滞在して下さるように願いました。それから、イエス様が本当に世の救い主だと知るようになりました。
 私たちは人々の言葉を聞く必要があります。しかし、それにとどまらず御言葉の勉強を通して、直接イエス様の御声に耳を傾けなければなりません。その時、真の信仰を所有することができるのです。
Ⅱ.王室の役人の信仰(43-54)
イエス様はガリラヤのカナに行かれました。その時、王室の役人が病気にかかり、死にかかっている息子を癒して下さるように願いました。しかし、イエス様は冷たく言われました。「あなたがたは、しるしと不思議を見ない限り、決して信じない」。王室の役人は自分の感情を否認し主の恵みを求め続けました。そこで、イエス様は彼に言われました。「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています」。御言葉だけを信じて帰ることは難しいです。しかし、その人はイエス様が言われた言葉を信じて帰途につきました。すると、その時息子が直りました。彼はしるしや不思議よりイエス様の御言葉を信じることによって信仰の能力を体験することができました。

祈り:主よ!しるしや不思議を見ようとすることより、御言葉を信じて御言葉に従って生きるように助けて下さい。

一言:イエスが言われたことばを信じて帰途についた


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