Ⅰ．あなたがたにとって益なのです(1-7)
人々は弟子達を会堂から追い出します。弟子達は宮に入ることも禁止され、社会からは完全に断絶されます。それだけではなく、弟子達を殺したりもします。このようにしてでも神様を喜ばせることだと考えます。彼らの根本問題は霊的な無知と盲目な熱心です。
イエス様は、心を騒がしくいる弟子達に、ご自分が去っていくことはむしろあなたがたにとって益なのです、と言われました。なぜならイエス様が行かなければ、助け主が来ることができないからです。
Ⅱ．助け主聖霊の働き(8-15)
真理の御霊が来ると、第一に、罪について誤りを認めさせます。これは人々の不信の罪をとがめることです。第二に、義について誤りを認めさせます。これはイエス様が十字架で死なれることで、罪人が神様の義を受けるようになったことを話します。第三に、さばきについて誤りを認めさせます。これは、世の支配する者、すなわちサタンの勢力が破れたことを指します。
このように、聖霊は世に対する恐れをなくし、弟子達にいつも新しい力と勇気をくださいます。聖霊は真理の御霊として、私達を全ての真理の中に導いてくださいます。

祈り：主よ！真理の御霊が来られ、全てのことを悟らせてくださり、自立信仰を持つようにしてくださったことを感謝します。

一言：聖霊の御業

Ⅰ．あなたがたの悲しみは喜びに変わります(16-22)
しばらくすると、弟子達はイエス様を見ることができません。イエス様が、世の罪を背負って死なれるからです。このことで、弟子達は嘆き悲しみます。しかし世はこれを喜びます。
しかししばらくすると、彼らの悲しみは喜びに変わります。イエス様がよみがえり、昇天されると、御霊を遣わすからです。その日になれば、弟子達は聖霊に満たされるようになり、大いに喜びます。この喜びは妊婦の喜びであり、世が奪うことのできない永遠の喜びです。
Ⅱ．勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです(23-33)
弟子達はしばらくの間、世で多くの苦しみを受けます。しかし聖霊が来られると、謎めいた御言葉が全て明らかになります。弟子達はイエス様の名前で祈ることができます。父が彼らを愛されるからです。
イエス様は、弟子達が何か悟ったようですがまた散らされることを知っておられました。しかし、「勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」と言われました。
イエス様の弟子達は苦しみの中でも気を落してはいけません。さらに、大胆でなければなりません。

祈り：主よ！主がよみがえられ、全ての敵に打ち勝ち勝利されたことを感謝します。私が大胆に苦難に打ち勝ちます。

一言：勇敢でありなさい！