聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2004]

2004年 05月 25日 (火)

ヨハネノ福音書17:1-5
子の栄光を現わしてください

Ⅰ.子の栄光を現わしてください(1,5)
イエス様が神様の小羊として十字架で死なれる時が近づきました。この時でも、イエス様は神様の愛に堅く信頼しました。イエス様は、まず、ご自分の栄光を現わしてください、と祈られました。
イエス様は、世界が存在する前に、父といっしょに持っていた栄光で輝かせてください、と祈られました(5)。イエス様は、ご自分が十字架で死なれることで、罪人に向けられた神様の大きな愛を現わし、神様に栄光を捧げようとされました。
Ⅱ.父の栄光を現わされたイエス様(2-4)
父は、イエス様に、すべての人を支配する力をくださいました。これは、父がお与えになった全ての人に永遠のいのちを与えるためでした。永遠のいのちとは、唯一の神様と彼の遣わされた方を知ることです(3)。イエス様はこの使命を成し遂げられたことで、神様の栄光を現わされました。
神様が遣わされる人々に永遠のいのちを持たせることは、神様の栄光を現わすことです。それで神様から任された羊達に永遠のいのちの福音を植えて、神様の栄光を現わさなければなりません。

祈り:主よ!少し難しくても自分の生き方だけを探した罪を悔い改めます。私がいつも神様に栄光をささげようとする一貫した目的で生きるように助けてください。

一言:父の栄光のために



2004年 05月 26日 (水)

ヨハネノ福音書17:6-19
真理によって彼らを聖め別ってください

Ⅰ.彼らが一つとなるためです(11-13)
イエス様が、この地におられた時、弟子達を一人も失いませんでした。ただ滅びの子イスカリオテのユダだけが自分の行く所に行きました。これは聖書の御言葉が成就するためでした。イエス様は、残った弟子達が憎まれ多くの迫害を受けること、を知っておられました。それで神様に、彼らを保護し、一つになるように祈られました。
Ⅱ.悪い者から守ってください(14,15)
イエス様は、弟子達を悪い者から守ってくださるように、祈られました。憎しみと迫害が外部から来る敵だとすれば、悪は内部から来る敵です。外部から来る敵は簡単に区別でき、戦えば勝つことも簡単にできます。しかし内部の敵は区別することが難しく、戦って追い払うことも容易ではありません。それで悪い者から守ってくれるように祈られました。
Ⅲ.真理で聖め別ってください(16-19)
聖め別ってくださいとは、区別されるという意味です。イエス様は弟子達を世に遣わされました。この世は淫乱で罪が満ちています。弟子達が世に勝ち、世で光と塩になるためには、真理の御言葉に従い、区別されなければなりません。

祈り:主よ!このしもべに向けられた主の大きな愛に感謝します。私が真理の御言葉に従うことで区別された人生を送ります。

一言:世に勝つ者



2004年 05月 27日 (木)

ヨハネノ福音書17:20-26
彼らがみな一つとなるためです

Ⅰ.彼らがみな一つとなるためです(20-23)
イエス様は、ご自分を信じる全ての人々が父なる神様と正しい関係を結ぶことで、一つになることを祈られました。利己的な欲望のために、共同体がくずれることがないように祈られました。
イエス様は、十字架の上で、全ての敵だったものを消滅させ、全人類が一つになるようにされました(エペ1:10,2:15)。それで、イエス様を信じるクリスチャン達は利己心を捨てて、お互いに愛し合う時、世の人々はイエス様が神様の御子であることを知るようになります。
Ⅱ.わたしの栄光を、彼らが見えるようになるためです(24-26)
イエス様は、ご自分を信じる全てのクリスチャン達がこの地で巡礼の道を終えた後、神の御国でご自分とともに栄光を受けることができるように祈られました(24)。イエス様は、ご自分を信じるクリスチャン達の人間条件を改善してくださいと祈られませんでした。彼らの名前がいのちの書に記され、彼らを神様の一つの家族として立ててくださるように祈られました。それでイエス様と同じ神様の御国の栄光と力を得ることができるように祈られました。
イエス様は、義である神様がご自分を信じる全てのクリスチャン達に神様の救いの愛を施してくださる事を確信して、祈りを終えられました(26)。

祈り:主よ!自我と傲慢で一つになれなかった私の罪を悔い改めます。キリストの中で、一つになることに力を注ぐように助けてください。

一言:一つになる時、イエス様が証しされる


<<(1)    前のページ(16)    17    次のページ(18)    (21)>>

聖書別日ごとの糧