2004年 06月 06日 (日)
来て、朝の食事をしなさい
Ⅰ.魚をとるように助けて下さったイエス様(1-6)
ガリラヤの湖畔に戻って来た弟子達は、夜が明けるまで網を下ろしましたが、一匹の魚もとることができませんでした。よみがえられたイエス様は、疲労と失意と失敗に深く傷ついていた弟子達に訪ねて来られました。そして、「子どもたちよ。食べるものがありませんね。」と尋ねられ、「舟の右側に網をおろしなさい。そうすればとれます。」と言われました。弟子たちが網をおろすと、多くの魚がとれました。あまりにも魚が多く、網を引き上げることができないほどでした。
イエス様は、三年前にガリラヤの湖でペテロを初めて召された日の朝にも、彼を同じように助けてくださいました。このイエス様は、昨日も、今日も、いつまでも変わらない愛と力の主です。
Ⅱ.来て、朝の食事をしなさい(7-14)
ヨハネがまずイエス様のことに気づき、ペテロに「主です」と言いました。するとペテロは裸だったので、上着をまとって湖に飛び込みました。彼らはイエスさまに対して心苦しく、改悛の心で一杯だったことでしょう。
しかしイエス様は、いつのまにか岸辺に焼き魚とパンを用意し、弟子達を招かれました。「さあ来て、朝の食事をしなさい。」 イエス様は挫折と疲労で疲れ果て、凍りついていた弟子達の心を炭火のような愛で溶かしてくださいました。
祈り:主よ!私達のために十字架でいのちを捨てられた主を心から愛します。私が主の任された羊を食べさせます。
一言:来て、朝の食事をしなさい
2004年 06月 07日 (月)
わたしを愛しますか
Ⅰ.わたしの小羊を飼いなさい(15-17)
朝の食事を終えた後、イエス様はペテロに三度も繰り返して「わたしを愛しますか。」と質問されました。イエス様は、ペテロと崩れた愛の関係を回復させようとされました。他のどんなものよりもイエス様を愛する、絶対的な愛の秩序を立てることを望まれました。
ペテロはイエス様に質問されるたびに愛を告白しました。そのたびごとにイエス様は、「わたしの小羊を飼いなさい。」と頼まれました。イエス様を愛する証拠は、イエス様の小羊を飼うことです。
Ⅱ.わたしに従いなさい(18-25)
イエス様は、ペテロがこれから後、イエス様に帯を締めたものになり、神様のために生き、死ぬようになると言われました。イエス様は、自分で帯を締めて行きたい所に行く彼の腰に、牧者としての使命の帯を締めようとされました。
彼が夢見た生活は、羊達のために苦しみを受け自分の命までもささげる生活ではありませんでした。彼はイエス様を愛しながらも、自分なりの理想を求めていました。しかしイエス様はこのようなペテロに羊を食べさせるために、苦難と十字架の道を行かれるイエス様に従うように言われました。他の人々がどんな道に行くとしても、「あなたは、わたしに従いなさい。」と言われました。この道が命の道であり、栄光の道だからです。
祈り:主よ! 私のために十字架で命を捨てられた主を心から愛します。主の任された羊を食べさせます。
一言:わたしの羊を飼いなさい
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