聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2022]

2022年 12月 20日 (火)

ヨハネの手紙第一3:1-10(9)
神から生まれた者

私たちの身分は何でしょうか。神様の子どもです。御父である神様が、私たちに素晴らしい愛を与えて下さいました。私たちがまだ罪人であった時、キリストが私たちのために死なれました。それによって神様は私たちにその愛を明らかにして下さいました(ローマ5:8)。それでは、神の子どもにはどのような特徴があるのでしょうか。

第一に、神の御国に望みを持って、清く生きます(3)。清さとは、義なる(神と正しい関係にある)生き方のことを意味します。イエス様はその血潮で私たちを清くして下さったので、父なる神様に喜ばれる生活をしたいという思いを持つようになります。神様の子どもは、将来、どのようになりますか。私たちはキリストに似た者となります(2)。復活されたイエス様のように私たちも栄光に輝く者として復活します。今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに啓示されようとしている栄光に比べれば、取るに足りないものです。卑しいもので蒔かれ、栄光あるものによみがえらされるからです(Ⅰコリント15:43)。

第二に、罪を犯しません。罪とは律法に逆らうことです。イエス様は罪を取り除くために来られました。誰でもキリストのうちに留まる者は罪を犯しません。なぜなら、そのうちには聖なるいのちの種があるからです。神様の子どもはキリスト・イエスにあるいのちの御霊の律法によって、罪と死の律法から解放されています(ローマ7:2)。私たちは、神様の子どもらしく、御国への望みを抱く者として聖なる生活をする者です。イエス様の品性を真似て義を行う者です。また、兄弟を愛します。私たちが日々、自分の身分を思い出し、神様の子らしく生きるように祈ります。



祈り:主よ、私たちに神の子どもとしての身分を与えるためにイエス様を遣わしてくださり感謝いたします。私が自分の身分を忘れないように助けて下さい。

一言:罪を犯しません



2022年 12月 26日 (月)

ヨハネの手紙第一3:11-24(18)
行いと真実をもって愛しましょう

使徒ヨハネは、兄弟愛の大切さを強調するため、兄弟を愛さないときの罪の深刻さについて話しています。例えば、カインが兄弟を愛さずに憎んだ結果、正しかった弟を殺しました。これは、彼が自分の悪い行いを悔い改めなかったからです。私たちはカインのようになってはいけません。もし、兄弟に対して悪い行いをしたなら、悔い改め、兄弟を愛さなければなりません。

この世が私たち聖徒を憎んだら、どのようにすべきでしょうか。驚いてはならず、続けて愛を実践するのみです。私たちは兄弟を愛することで、死からいのちに移されました。兄弟を憎む者は殺人者であり、殺人者には永遠のいのちがありません。どんな状況に処せられても、兄弟を愛さない時には、結局、死を招くことになる事実を胸に刻まなければなりません。イエス様の愛を理解する時、私たちは兄弟を愛するようになります。イエス様は私たちのために、いのちをお捨てになりました。それによって、私たちは真実な愛がどんなものであるかを知るようになりました。ですから、私たちも兄弟のためにいのちを捨てることは当然です。愛は具体的であり、実際的なことです。もし、世の富を持っている人が、兄弟の困っている姿を見ても、助けないならば、その人には神様の愛はないのです。ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛さなければなりません。兄弟に愛を施すとき、どうなりますか。自分が真理に属している事実を確信するようになります(19)。自分の心に責められることなく、神様の御前に大胆に出ることができます(20,21)。神様に求めるものは、何でもいただくことができます(22)。神のうちにとどまり、神もまたその人のうちにとどまります(24)。兄弟を愛するなら、霊的に多くの有益があります。



祈り:イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに行いと真実によって互いに愛し合い、恐れることなく世に真理を証しできるように、お助けください。

一言:行いと真実をもって


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