聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2022]

2022年 12月 27日 (火)

ヨハネの手紙第一4:1-6(1)
霊が神からのものかどうか吟味しなさい

人は、「霊」を神秘的なものとして考え、無条件的に信じようとする傾向があります。しかし、私たち信者は霊が神様に属しているかどうか吟味しなければなりません。当時、沢山のにせ預言者たちが悪魔の霊に取り憑かれ、人々を惑わしました。今日もにせの霊に憑かれた者たちが人々を惑わします。神様の霊を識別する基準は何でしょうか。人となって来られたイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。反面、イエス様の受肉を認めないのであれば、その霊は神から出たものではありません。それは反キリストの霊です。イエス・キリストが完全な神様であり、完全な人間であることを認めることが正しい信仰です。もし、どちらか一つでも否認する者がいるとしたら、その者を警戒すべきです。その人は、神様から出た者ではありません。

神様から出た者は、反キリストに属する者たちに勝ったのです。なぜなら、聖徒の中におられる神様が、世の反キリストの悪魔より力があるからです。使徒ヨハネは、偽りの霊を識別するためのもう一つの基準を提示します。それは、使徒たちの言うことに耳を傾けるかどうかです。にせ預言者たちは、この世に属する者であり、この世のことばで語ります。また、世の人々は彼らの言うことに耳を傾けます。しかし、彼らは神様の御言葉を宣べ伝える使徒たちの言うことには決して耳を傾けません。なぜなら、彼らは惑わす霊にとり憑かれているからです。反面、神様から出た者は神様を知り、神様の御言葉を伝える使徒たちの言うことに耳を傾けます。彼らは真理の御霊に導かれます。私たちが福音的な聖書の先生の言うことに耳を傾け、偽りの霊を見分けなければなりません。



祈り:イエス様を信じ、神様につながった者として、多くの主義主張で満ちているこの世の中において、最も力のある神様の霊を見分け、従うように助けてください。

一言:吟味しなさい



2022年 12月 28日 (水)

ヨハネの手紙第一4:7-21(11)
互いに愛し合いましょう

 愛は神様に属しているもので、神様から出ているものです。神様の本質そのものが愛です。ですから、兄弟を愛することによって、神様の愛を知ることが出来ます。神様は、具体的な行いによって愛を示して下さいました。神様は私たちを罪から救うために、そのひとり子を、なだめの供え物としてこの世に遣わして下さいました。私たちはこの世に来られた神様の御子イエス・キリストを通して、神様の愛を悟り、愛に包まれました。神様の愛を受けた者なので、私たちが兄弟たちを愛することは当然のことです。神様の愛を受け、兄弟を愛する時、私たちには豊かな祝福が与えられます。兄弟を愛する時、神様が私たちと共におられることを体験します。神様は霊なので、肉眼では見えません。しかし、私たちが兄弟を愛する時、神様が私たちのうちにおられることを悟ります。このことによって、愛が私たちにおいても成熟し、完成されるのです。

同様に、私たちも神様のうちにいます。神様と私たちの間では、完全な愛の交わりがあります。また、私たちはさばきの日にも恐れない大胆さを持つことができます。なぜなら、愛には恐れがなく、父なる神様の完全な愛は、私たちの恐れを締め出すからです。神様を愛する私たちは、兄弟たちのことも愛するようになります。私たちのうちに注がれている神様の大きな愛が、周りの人にも溢れ出ていき、神様の愛が私たちのうちに全うされるからです。もし、兄弟を憎んでいるなら、神様と自分との間の愛の関係を、まずは点検する必要があります。天の父なる神様に深く愛されていることを知っていますか。



祈り:主よ、イエス様を私たちの罪の贖いのために世に送ってくださり、私たちに主の愛が注がれていることを示してくださったことを感謝いたします。主の全き愛のうちにとどまり、神様の愛の器として用いられるように助けてください。

一言:神がこれほどまでに私たちを愛して下さったのなら


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