聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2022]

2022年 12月 29日 (木)

ヨハネの手紙第一5:1-12(4)
世に打ち勝つ信仰

当時、異端者たちは、イエス様が神様の御子キリストであることを否認しました。しかし、使徒ヨハネはイエス様が神様の御子であることを証しするものが三つあると言っています(6-8)。まず、イエス様はバプテスマを受けたその場で、神様からご自分の御子として認められました(水)。また、十字架で血を流して死なれた時、神様の御子であることが表されました(血)。それから、聖霊様がイエス様は神様の御子であることを証ししました(御霊)。これらの確実なあかしを基礎として、私たちはイエス様が神様の御子であることを確信することができます。

イエス様がキリストであることを信じる神様の子どもは、誰を愛さなければなりませんか。子どもが自分の親を愛するように、神様の子どもは父なる神様を愛します。また、神様の子どもである他の兄弟たちを愛するのが当然です。神様の愛と兄弟愛は、御言葉を守ることで実際に具体化されます。

神様の子どもなら、どのようにこの世に打ち勝つことが出来ますか。イエス様が神様の御子であることを信じる時、勝利出来ます。「神から生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか(4,5)」。私たちは、罪と死の勢力が蔓延している世の中で生きています。世の価値観は、私たち聖徒を取り囲んで攻撃し、試みてきます。苦難と逆境が荒っぽい波のように絶えず押し寄せてきます。しかし、私たちがイエス様を信じる時、世に打ち勝つ信仰の勇士になることが出来ます。イエス様は十字架で死なれ、復活され、罪と死を征服し、勝利されました。このイエス様を信じるなら、私たちはどんな厳しい状況の中でも、この世と戦って勝利するようになります。



祈り:主を愛し、イエス・キリストの十字架の福音を証しする者として、主が私たちを立ててくださったことを感謝いたします。罪と死に勝利し、世に希望を与える戦いに勝利するように助けてください。

一言:イエス様が神様の御子であることを信じる者



2022年 12月 30日 (金)

ヨハネの手紙第一5:13-21(14)
神の御心にかなう願いは聞いて下さる

使徒ヨハネが、聖徒たちにこれらのことを書いた目的は、永遠のいのちを持っていることを確認させるためです(ヨハネ20:31)。では、どのように永遠のいのちを得ることができますか。私たちが心を尽くして願う時、神様は聞いて下さり、答えて下さいます。人が解決できない罪の問題も同じです。その罪が永遠の死に至らせる深刻なものでない限り、祈る時、神様はその人を生かして下さいます。聖徒の祈りには、罪を犯す兄弟を立ち返らせる驚きの力があります。自分自身が神様の子どもであることに自負心を持って、神様の御心にかなう祈りをするなら、主が聞いて下さることを確信しましょう。

 ヨハネは、神様が聖徒たちを保護して下さることを確信させます。第一に、神様の子どもは罪を犯すことができないと言います(18)。なぜなら、神様の御子であるイエス様が彼らを守って下さるからです。悪い者は彼らに触れることができないのです。第二に、聖徒は神からの者であることを確信させます(19)。反対に、信じないこの世のすべての者は悪い者の支配下にいます。第三に、神様の御子が来られ、真実な方を知る理解力を私たちに与えて下さいました(20)。イエス・キリストは、まことの神、永遠のいのちです。神様の助けを確信する聖徒たちは、どんな状況でも恐れないで大胆になれます。ですから、聖徒たちは自分を守り、世の偶像を警戒しなければなりません。



祈り:主よ、主の子どもとして,みこころにかなう願いと行いを通して、主の栄光を確信し、それを大胆に世に示す人生を歩むように助けて下さい。

一言:聞いて下さるということ


<<(1)    前のページ(3)    (4)>>

聖書別日ごとの糧