2007年 06月 07日 (木)
神様の慈愛を軽んじている人々
Ⅰ.他人をさばく人よ(1-3)
他人をさばく人は、相手よりも道徳的に優れているという優越感を持っています。彼らは絶えず自分の義を主張します。しかし彼らは他人をさばくことで、自分自身を罪に定めています。なぜなら彼らは他人をさばいたことと、同じことを行なっているからです。このようなことをしている人々を、神様は真理に従ってさばかれます(3)。他人をさばくことは、自分を神様と同じ位置まで高くする罪です。
Ⅱ.かたくなさと悔い改めのない心のゆえに(4-5)
神様は私たちが罪を犯したからといって、すぐにはさばかれません。神様は一人が悔い改め、成熟した神様の人になるまで、長く耐え忍ばれます。神様は、慈愛と忍耐と寛容が豊かな方です。しかしユダヤ人たちはこの神様の愛を悟ることができませんでした。むしろ彼らは神様の愛を絶えず蔑みました。それは彼らがみずからを正しいと考えていたからです。しかし彼らはいくら正しい生活をしても、神様の前ではみじめな罪人に過ぎません。
人は神様の中で、霊的に成長すればするほど、自分がみじめな罪人であることを悟り悔い改めるようになります。しかしユダヤ人たちはあまりにも傲慢になり、悔い改めることができませんでした。彼らはかたくなで悔い改めないことで、神様の怒りを積み上げていました。
祈り:主よ!かたくなさと悔い改めない心は神様の怒りを積み上げるだけです。私が日々悔い改める生活ができるように助けてください。
一言:かたくなさは神様の怒りを積み上げる
2007年 06月 08日 (金)
神様の正しいさばき
Ⅰ.行ないに従って報いをお与えになる神様(6-11)
ある人は、「神様は愛であるから、まさかこの世をさばくのはないだろう。」と考えます。しかし神様は正しい方で、神様のさばきは徹底的なものです。神様はひとりひとりにその人の行ないに従って報いをお与えになります。忍耐をもって善を行なう人には永遠のいのちをお与えになり、不義に従う者には怒りと憤りをくだされ、その罪に報いてさばかれます。善を行なう者には栄光と誉れと平和があり、悪を行なう者には患難と苦悩があります。神様は人の心の動機とその実をご覧になってさばかれます。またその人生の目的をご覧になってさばかれます。
Ⅱ.隠れたことをさばかれる神様(12-16)
神様のさばきは正しいものです。律法なしに罪を犯した者は律法なしに滅び、律法を知っていて罪を犯した者は律法によってさばかれます。律法がない人々には彼らの良心と理性が律法の役割をします。良心が証拠となり、その思いは互いに責め合ったり、また弁明し合ったりして、その心に生じた律法の行ないが現われます。そして最後にはイエス様がさばき主となり、隠された見えないところで行なったことまでもみなさばかれます。人々は誰も見ていないところで密かに罪を犯します。しかしその日にはかくされていた所が、裸のようにみな現われるようになります。その日には全ての人がそれぞれ行なった通りに、キリストのさばきの座に立つようになります。
祈り:主よ!私が人生をむやみに生きてきた罪を悔い改めます。私が正しい神様の前で恐れおののいて生きるように助けてください。
一言:忍耐を持って善を行ないなさい
2007年 06月 09日 (土)
どうして自分自身を教えないのですか
Ⅰ.自分自身を教えない偽善者たち(17-25)
ユダヤ人たちは律法と形式に捕らわれて神様を悲しませました。彼らは義人と自称し、律法に頼って神様を誇りました。彼らは、盲人の案内人、愚かな者の導き手、幼子の教師だと自任していました。しかし彼らの実際の生活はめちゃくちゃでした。彼らは他人を教えましたが、自分自身は教えませんでした。「姦淫するな」と言いながら姦淫し、偶像崇拝を忌み嫌いながら神殿の物をかすめました(22,23)。彼らの偽善的な生活は神様を汚しました。
信仰生活を長くした人々は話だけをし、自分自身を教えようとはしない傾向にあります。そのようになれば、彼らは幼い信者たちや不信者たちから冒涜を受けるようになり、結果的に神様を冒涜するようになります。それで信者は自分がまず先に服従し、自分自身を教えることに力を入れなければなりません。
Ⅱ.形式主義に陥った人々(26-29)
パウロは、律法を破ったユダヤ人たちの割礼は無意味であると、主張します。割礼とは、神様の民になったというしるしです。しかしユダヤ人たちは割礼を受けても神様の御言葉に聞き従いませんでした。形式的な割礼は割礼ではありません。彼らがこのようになったのは、神様の賞賛を求めることより、人々によく見せようとしたからです。
祈り:主よ!偽善と形式主義で神様を汚した罪を悔い改めます。私は自分自身を教え、神様の賞賛だけを求めます。
一言:日々、自分を教えよう
<<(1) 前のページ(1) 2 次のページ(3) (16)>> |