聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2007]

2007年 07月 06日 (金)

ローマ13:1-7
クリスチャンの社会生活


Ⅰ.権威に逆らってはいけません(1-5)

 クリスチャンたちは神様の御国に望みを置いて生きている天の御国の市民です。それで私たちは「神様にだけ聞き従えば良いのに、この世の権威ある者に従う必要があるのか。」という考えを持ちやすいです。しかしパウロは全てのクリスチャンは権威に従うべきだと教えています。なぜなら全ての権威はみな神様によって立てられたものだからです(1)。役人たちは神様の使いであり、私たちが善を行なうのを助ける人々です。同時に神様は彼らに、悪を行なう者に対して神様の怒りで報いる使命とそれに必要な権威をお与えになりました。それで私たちが善を行なっているなら、役人たちを恐れる必要がありません。私たちが権威ある者に屈服するのは、彼らが恐ろしいからではなく、彼らが神様の使いであるという良心からです。

 世の権威が神様の御座に敵対するなら、殉教を覚悟して戦わなければなりません(ダニ3:18)。しかし権威ある人だからといって、公然と憎む必要はありません。権威ある者でも尊敬する人は尊敬しなければなりません(7)。

Ⅱ.税を納めなさい(6,7)

 クリスチャンは天の御国の市民であると同時に、この世の国の市民です。天の御国の市民として神様と、その御業に忠実でなければならないように、世の国に対しても義務を果たさなければなりません。納税の義務も誠実に果たさなければなりません。税金を払えば、役人たちは神様の働き人として国民に仕え、国の仕事を行なうのに必要な経費を使うことができます。


祈り:主よ!私が信仰の良心に従って、権威ある者に従います。

一言:信仰の良心に従って



2007年 07月 07日 (土)

ローマ13:8-14
光の武具を着けようではありませんか


Ⅰ.愛の負債(8-10)

 「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。」-クリスチャンは負債を負ってはいけません。特に金銭上の負債は負わないほうが良いです。クリスチャンは兄弟たちや世の人々の重荷になってはいけません。私たちは主から返しきれない愛の負債を負った人々です。それで私たちはこの負債を返す気持ちで、生涯隣人を愛さなければなりません。多くの戒めがありますが、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」ということばの中に要約されています。また愛する人々は決して隣人に悪を行なってはなりません。一言で、愛は律法の完成です。

Ⅱ.光の武具(11-14)

 クリスチャンは天の御国の市民ですが、まだノンクリスチャンと共にこの世で生きなければなりません。世を見ると、罪の夜はふけていきます。しかし世がふけるほど夜明けが近づくように、罪の夜がふけるほど、救いの日は近づいて来ます。イエス様が再臨され、救いを完成する時が近づいて来ています。

 それでクリスチャンは目を覚ましていなければなりません。またやみのわざを打ち捨てて、光の武具を着なければなりません。この世で罪の夜がふけているからと言って、世と同じように、遊興、酩酊、淫乱、好色、争ってはいけません。肉の欲のために心を用いてはいけません。ただ主イエス・キリストを来て、昼間らしく、正しい生き方をしなければなりません。そうする時、イエス様が再び来られる時まで、信仰を守ることができるだけではなく、暗い世の中で光となって、良い影響を与え、彼らを救うことができます。


祈り:主よ!私がやみのわざを打ち捨てて、光の武具を身につけます。

一言:主イエス・キリストを着よう


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