聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2015]

2015年 06月 18日 (木)

ローマ15:1-13
キリストを見習いなさい

1.力のない人たちの弱さをになうべきです(1-6)
 力ある人々は、当然、力のない人たちの弱さを担うべきです。自分を喜ばせるべきではありません。自分の隣人に益を与え、彼らを喜ばせることで、徳を高めなければなりません。イエス様が、ご自分を喜ばせることはなさらずに、罪人たちの代わりに、そしられたからです(3)。
 それで、私たちがキリストを見習って、兄弟たちの弱い所を助け、彼らの重荷を負わなければなりません。それで、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神様をほめたたえなければなりません(5,6)。
2.互いに受け入れなさい(7-13)
 イエス様は私たちを受け入れ、神様に栄光をささげました。このように、私たちもお互いに受け入れなければなりません。イエス様は、割礼のある者のしもべとして来られ、先祖たちに与えられた約束を成し遂げられました。また、異邦人の救いのための預言の御言葉を成就されました(12,詩117:1)。このイエス様は、エッサイの根から来られたキリストであり、世の国々を治める望みの主です(イザ11:1)。それで、私たちはキリストの中で、地域感情、出身学校、家門、性格など、全ての人間条件を超越して、一つにならなければなりません。全ての信じる者たちに、喜びと平安を与え、聖霊の力によって、望みを満ちあふれさせる神様を賛美します。

祈り:主よ!私が、力のない人たちの弱さを担えなかった罪を悔い改めます。私が主のように、兄弟たちの咎と短所を担うように助けてください。

一言:望みの神様



2015年 06月 19日 (金)

ローマ15:14-21
福音の祭司、使徒パウロ

1.異邦人を供え物に(14-16)
 神様は、罪人の頭だったパウロを、異邦人の使徒であり、福音の祭司として、お立てになりました。福音の祭司は、旧約の祭司とは違います。旧約の祭司は、獣をほふり、いけにえとしてささげました。しかし、福音の祭司は異邦人を捕らえ、供え物としてささげなければなりません(16)。
 異邦人は、淫乱で、不道徳であり、偽りがあります。霊的な無知と傲慢でひどく病んでいます。しかし、福音の祭司は彼らを、十字架の福音と聖霊の力によって変えて、神様に受け入れられる供え物としてしなければなりません。パウロは、全ての異邦人たちを捕らえ、神様に受け入れられる供え物としてささげようとする使命感に燃えていました。
2.パウロの開拓精神(17-21)
 パウロは、人間的には誇れるものが多くありました。しかし彼は、ただキリストが彼をどのように用いられたのかだけを、誇ります(18)。イエス様はパウロに、強力な力によって働かれ、エルサレムからイルリコに至るまで、福音をくまなく伝えました。
 パウロは今、自叙伝を書いて、老後を楽しむこともできました。しかし、彼は絶えず、新しい開拓地に行こうとしました。パウロは、開拓精神で満ちていました。福音を聞けず、死んで行くたましいの叫び声が、彼の心を熱くしたからです(21)。

祈り:主よ!福音の祭司の職務をおろそかにした罪を悔い改めます。私が絶え間ない開拓精神と牧者の心情で、祭司の職務を担います。

一言:王である祭司



2015年 06月 20日 (土)

ローマ15:22-33
地の果てにまで行こうとするパウロ

1.パウロの宣教計画(22-29)
 三回にわたる伝道旅行によって、アジアには、これ以上働く場所がなくなりました。今、パウロはエルサレムに行こうとしました(25-28)。その後、キリストの満ちあふれる祝福を持って、ローマに行こうとしました。
 パウロがローマ宣教を切に望んだのは、当時の世界の首都であるローマを足場にして、地の果てとして知られるスペインまで行って、福音を伝えるためです(28)。頻繁に道がふさがれる苦しい状況の中でも、放棄せずに、果敢にローマに行こうと祈るパウロの宣教信仰を学ぶことができるように、祈ります。
2.祈りを頼むパウロ(30-33)
 パウロが救済事業のために、エルサレムに行くのには、命の危険が伴いました。世界宣教を受け入れないユダヤ人たちは、パウロを殺そうと、待ち伏せしていました(使21:20,21)。しかし、パウロは救済献金を伝達し、彼らの祈りの支援を受けて、ローマに行くことが神様の御旨であることを確信しました。それで、命の危険を顧みず、エルサレムに行こうとしました。
 パウロは、コリントでこの手紙を書き送った後、エルサレムに離れて行かなければなりませんでした。それで、福音に聞き従わない人たちから救われるようにと、ローマの聖徒たちに、切に祈りを頼みました(30-33)。

祈り:主よ!閉鎖された民族主義者だった私を救い、世界宣教のビジョンに燃えるようにしてくださり、感謝します。私が地の果てにまで出て行き、福音を証しする福音の祭司になるように、助けてください。

一言:地の果てにまで、わたしの証人となる。


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