聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅰ[2006]

2006年 09月 12日 (火)

Ⅰコリント5:1-8
古いパン種を取り除きなさい


 パウロは、コリント教会が父の妻を妻にしていることを、聞きました。自分の継母と姦淫する者は異邦世界でも赦されない極悪非道な罪です。使徒パウロが考える時、そのような罪が発生すれば、当然教会は心を砕いて悲く思い、悔い改めるべきでした。ところがコリントの聖徒たちは彼らの中で起きている不品行の罪に心を痛めませんでした。むしろ誇り高ぶりました。父の妻だった女をめとる不品行の罪が何でもないかのように考え、彼らの中で黙認し許されていました。パウロは彼らを辛らつに咎め、罪を犯した者を叱責し、教会から追い出すように言いました。なぜこのような者を、それほどまでに厳しく叱責しなければならないのでしょうか。

 第一に、彼の霊が救われるためです(5)。信じる者の交わりから断絶されることは、地獄に生きるようなものです。しかしそのようにしてでも、彼が悔い改めるように助けなければなりません。これは、彼の霊がさばきの日に救いを得るようにするためです。

 第二に、教会の純潔を守るためです(6-8)。罪はパン種のような特徴を持っています。パン種はわずかなものであっても、あっという間に粉のかたまりをふくらます特徴があります。不品行を行なった聖徒によって、教会全体が腐敗することもあります。教会はイエス・キリストの血によって建てられた聖なる集まりです。これをきよく保つためには、罪のパン種を取り除かなければなりません。


祈り:主よ!私が愛によって咎める勇気と、咎められた時悔い改める謙遜な心を持つように助けてください。

一言:罪のパン種を取り除きなさい


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