聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅰ[2006]

2006年 09月 25日 (月)

Ⅰコリント12:1-11
御霊の賜物


Ⅰ.聖霊によるのでなければ(1-3)

 使徒パウロはコリントの聖徒たちが御霊の賜物について正しい理解をして、神様の御業を行なうことを願いました。コリントの聖徒たちも、過去には霊的に無知であり、ものを言わない偶像に仕え、また偶像に仕える人々の影響を受けて彼らに導かれました。しかし今、彼らは聖霊によって、霊的な目が開かれ、イエス様をキリストと告白するようになりました(3)。聖霊によるのでなければ、イエス様をキリストと告白することができません。聖霊の働きの中で、最も大きな御業はイエス様をキリストとして告白し、生まれ変わるようにされることです。

Ⅱ.御霊の多様な賜物(4-11)

 御霊はひとつですが、御霊の賜物にはいろんな種類があります。知恵の御言葉を悟る賜物、知識の御言葉を伝える賜物、信仰によって大きなことを行なう賜物、病をいやす賜物、力あるわざを行なう賜物、異言の賜物、霊を見分ける賜物、異言を解き明かす賜物など、さまざまです。御霊がこのように一人一人にそれぞれ異なった賜物をくださるのは、共同体の利益のためです。神様がお与えになった賜物を利己的な欲望や自分の栄光を求めるために用いるならば、これは賜物をくださった御霊を悲しませることです。私たちは、自分に与えられた賜物に対して、過小評価しても、過大評価してもいけません。神様がお与えになった賜物に感謝し、また開発して、神様の栄光と教会の利益のために用いなければなりません。


祈り:主よ!私にも御霊の賜物をくださり感謝します。主と教会のためにこの賜物を積極的に使うように助けてください。

一言:御霊の賜物



2006年 09月 26日 (火)

Ⅰコリント12:12-31
キリストのからだを成す各器官


Ⅰ.一つの御霊、一つのからだ(12-20)

 教会はイエス・キリストのからだです。御霊の力によって生まれ変わった聖徒たちが、頭であるイエス様を中心に、有機的で相互補完の関係でつながっているところです。からだに多くの器官が存在するように、教会の中にも多くの役割分担があります。目と耳の役割は違います。口と鼻の役割は違います。からだの全ての器官とその役割はみな大切なもののように、教会の中の聖徒一人一人も、みな大切なのです。また器官が多くありますが、からだが一つであるように、全ての聖徒たちはイエス様の中で一つのからだとしてつながっています。私たち一人一人はイエス様のからだの一部であるという、意識を持たなければなりません。

Ⅱ.一つの部分とすべての部分(21-31)

 私たちのからだにある目が見ることをしたからと言って、見ることができない手に向かって「私はあなたを必要としない。」と言ったり、頭が足に向かって「私はあなたを必要としない。」と言うこともできません。事実、私たちのからだを見ると、比較的に弱いと見られる器官がかえってなくてはならないものであり、比較的に尊くないとみなす器官をことさらに尊びます。神様は教会内の各聖徒たちに異なった賜物と異なった職分をくださいました。私たちは、神様が自分にどんな賜物と職分をくださったのかを知るために、祈らなければなりません。それだけではなく、他の賜物と職分を持った人を尊く思わなければなりません。


祈り:主よ!私に尊い賜物をくださり、ふさわしい職分をくださって感謝します。私がイエス様のからだに所属していることを意識できるように助けてください。

一言:所属意識


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