2006年 10月 08日 (日)
キリストのかおり
Ⅰ.悲しみのもとになった人を赦し(5-11)
コリントの聖徒たちの中には、罪を犯したことで、パウロと聖徒たちを悲しませる人がいました。ところが彼が自分のあやまちを悟り、悔い改めたという知らせを聞いて、パウロは、「深い悲しみに押しつぶされることのないように、その人を赦し、慰めてあげなさい。」と勧めます(7)。罪を犯した人を懲らしめる目的は、その人が悔い改めるように助けることであって、深い悲しみに押しつぶされて破滅に至らせることではありません。悔い改めた人は暖かい愛で抱き、神様の愛を信じて、立ち上がるように助けなければなりません(8)。
Ⅱ.いのちに至らせるかおり(12-17)
パウロはトロアスで福音を伝える機会がありましたが、テトスに会ってコリント教会に対する知らせを聞きたい熱望のために、マケドニヤに渡って行きました。そこで彼はテトスに会って、罪を犯した者が自分の手紙を受け取って悔い改めたという知らせを聞き、心に喜びが満ちあふれました(7:9)。彼は感激の心で、いつもキリストの中で勝利をくださる神様に感謝しました(14)。それだけではなく彼らを通して至る所でキリストを知らせるキリストのかおりを放つようにしてくださった神様に感謝しました。福音を伝える人々は、救いを受ける人々にでも、滅びる人々にでも、キリストのかおりです。福音を受け入れない人々には死に至らせるかおりであり、福音を受け入れる人々にはいのちに至らせるかおりです(16)。
祈り:主よ!足りない私をキリストのかおりとして立ててくださり感謝します。私が力を尽くしていのちのかおりを放ちます。
一言:いのちに至らせるかおり
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