Ⅰ．今度そちらに行った時には、容赦はしません(1-4)

　パウロは、以前罪を犯しても悔い改めないだけではなく、悔い改めるように咎められても悔い改めない者に対して、今度そちらに行った時には、容赦はしないと言います。彼らは、使徒パウロが心が弱い人なので自分たちに対して強く言えないと思ったようです。キリストは十字架で殺されるほど弱く見えますが、神様の力によってよみがえりました。パウロも外側から見ると柔和ですが、神様の力の中で強いのです(4)。それで罪を犯しても悔い改めない人に強く言えるのです。

Ⅱ．真理のためなら、何でもできるのです(5-13)

　パウロは罪を犯す人たちに対して、このようにはっきりとした姿勢をとったのは、自分の強さを過信したり、牧者としての権威を現そうとしたのではありません。パウロ自身がたとえ捨てられた者のようであっても、何とかして彼らが正しい行ないをするように助けるためでした(7-9)。根本的に彼は真理に逆らっては何もすることができませんでした。そしてただ真理のために生きようとしました。真理に対する燃える愛、これが彼をいつまでも聖徒たちに耐え忍ぶ柔和な人に変えただけではなく、同時に聖徒たちを悔い改めさせる強い人に変えました。真理のために生きる人生には苦難と孤独が伴います。しかしそのような生活は私たちを偉大にし、またほかの人を救うことができます。

祈り：主よ！恐れとわずかな利益のために真理に逆らっていた罪を悔い改めます。私にも真理を愛する心をください。

一言：ただ真理のために生きよう