聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2015]

2015年 12月 05日 (土)

コリント第二2:5-17
キリストのかおり

1.むしろ赦してあげなさい(5-11)
 パウロは、罪を犯した兄弟がいても、懲らしめなかった彼らを責めました(Ⅰコリ5:2)。それで彼を教会から追い出しました。しかし少数の人々があまりにも律法的になり、罪を指摘し攻めることにだけ、熱心でした。それでパウロは、「むしろ、その人を赦し、慰めてあげなさい。」と言いました(7)。そうしないと、その人はあまりにも深い悲しみに押しつぶされて、サタンの餌食になってしまうからです(11)。私たちが兄弟を責めるにしても、あまりにも律法的になってはいけません。根本的に、赦しと愛の心を持たなければなりません。
2.キリストのかおり(12-17)
 パウロはトロアスでテトスに会うことができず、コリント教会の知らせを聞けませんでした。それで福音の門が開かれましたが、宣教を放棄して、マケドニヤに下って行きました(13)。コリント教会の問題が心にひっかかり、何も手につかなかったからです。コリント教会がすぐにでも滅びるのではないか、という不安にもなりました。しかし彼は、いつも勝利をくださる神様に感謝しました(14)。勝利の行進をする凱旋将軍のように、キリストのかおりを放つ者であることを確信しました。そして神様の御言葉をかき回さずに、純粋な心で心を強くして、証ししました(17)。

祈り:主よ!私がキリストのかおりを放ち、罪を犯した者を愛によって抱き、誰にでもキリストの福音を大胆に証しできるように、助けてください。

一言:いのちに至らせるかおり


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