聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2015]

2015年 12月 10日 (木)

コリント第二5:1-10
永遠の家を慕い求めるパウロ

1.天にある永遠の家(1-7)
 パウロは、地上にある肉体の幕屋が壊れると、天にある永遠の家が、私たちにあることを確信しました(1)。私たちの肉体は、苦難と苦しみによって、次第に衰えて行き、死によって壊れます。しかし、その後には、必ず永遠の天のからだ、栄光ある復活の体を着るようになります。しかしパウロは、できることなら、死を味あわずに、すぐに御霊のからだを着たいと、切に慕い求めていました(3,4)。神様は、その保証として、私たちに御霊をくださいました。それで、私たちの望みは確かなものであり、いつでも、確信の中に、生きています(6)。
2.ただ、主だけを喜ばせようとするパウロ(8-10)
 パウロは、肉体の幕屋に住むことが、大きな苦痛でした。彼は重荷を負っている者のように、ため息をつきました。それで彼は、「むしろ肉体を離れて、主のみもとにいるほうがよい。」と思いました(8)。しかしパウロが最も願っていることは、生きるにしても、死ぬにしても、主に喜ばれることです(9)。なぜなら、私たちはみな、キリストのさばきの座に現れて、善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けるからです(10)。それで私たちは、人生を自分勝手に生きてはいけません。神様の御言葉通りに、その御旨に従って、生きなければなりません。

祈り:主よ!この地上で、私の人生が終わる時、天のすみかと、神様のさばきが待っていることを知り、私は主だけを喜ばせる人生を歩みます。

一言:永遠のすみか、神様のさばき



2015年 12月 11日 (金)

コリント第二5:11-21
和解させる職務を負ったパウロ

1.キリストの愛によって強くなったパウロ(11-17)
 にせ教師たちは律法と、学問の水準が高いことを誇りました。パウロを「狂った。」「真実ではない」と言って、非難しました。しかしパウロは、「気が狂っているとすれば、それはただ神のためであり、もし正気であるとすれば、それはただあなたがたのためである」と言いました(13)。パウロがこのように兄弟たちのために献身するのは、キリストの愛によって強くなったからです(14)。キリストが全ての人のために死なれたのは、私たちが自分のために生きずに、キリストのために生きるようにするためです。私たちは、キリストの救いの愛によって、新しい被造物になりました(17)。パウロは、この救いの愛によって強くなり、その愛の支配を受けて生きていました。これが、使徒パウロの原動力でした。
2.和解させる職務を負ったパウロ(18-21)
 神様は、キリストによって、パウロをご自分と和解させ、また和解の務めを彼に与えられました。これは、キリストにあって、この世をご自分と和解させるためでした(19)。それで、パウロはキリストの使節として、キリストに代わって、お願いしています。「神の和解を受け入れなさい。」人が互いに争って中が悪いのは、当事者同士の問題のように、思えます。しかし、実は、それぞれが神様との仲が悪いのです。私たちは、和解させる福音を受け入れ、神様と和解しなければなりません。

祈り:主よ!救いの愛を受け入れ、新しい被造物になった私が、キリストの愛によって強くなり、和解させる職務を担います。

一言:和解させる使徒


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