聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2015]

2015年 12月 17日 (木)

コリント第二10:1-11
私たちの戦いの武器

1.肉に従って、戦わなかったパウロ(1-6)
 敵は、パウロが肉に従って歩んでいると、非難しました。しかしそれは、根も葉もないことです。パウロは肉体を持っていましたが、肉に従って戦いませんでした。彼は、人間の才能や能力に頼らず、御霊に頼りました。御霊は、神様の御前で、要塞をも破るほどの力あるものです。パウロが、全ての理論と傲慢を打ち、あらゆる考えを捕らえ、キリストに服従させることができたのは、御霊に頼ったからです。
2.柔和と強さを兼ね備えたパウロ(7-11)
 パウロは、兄弟たちに、柔和と謙遜によって仕えました。すると敵は、「パウロの手紙は重みがあって力強いが、実際に会った場合の彼は弱々しく、その話しぶりは、なっていない。」(10)と非難しました。パウロは卑怯だと言うのです。しかしパウロが柔和なのは、勇気がないからではなく、柔和と寛容で兄弟たちを教え、立てるためでした。パウロは、その権威を奮って、兄弟たちを打ち負かすことより、彼らを立てることに、力を入れました(8)。しかし敵が悔い改めなければ、使徒としての権威と能力と行なうことを、はっきりと警告しました(11)。

祈り:主よ!私が柔和な心で兄弟たちを立て、敵に対しては、大胆に彼らの理論と傲慢に打ち勝つように、助けてください。

一言:神様の力



2015年 12月 18日 (金)

コリント第二10:12-18
誇る者は、主にあって誇りなさい

1.主にあって誇るパウロ
 パウロは、自己推薦する者たちに影響され、彼らと比較し、競争しようとはしませんでした。彼らは自分たちの作った尺度に従って、自分を量って誇る、知恵のない人たちでした(12)。本当の誇りは、自分で自分を誇るのではなく、主の称賛を受けることです(18)。使徒パウロは人々の称賛よりも、主の称賛を受けようとして、人間的なものを誇ることより、主にあって誇ろうとしました(17)。
2.量って割り当ててくださった限度内で誇るパウロ
 パウロはまた、限度を超えて誇ることをしませんでした。パウロは、コリントの兄弟たちの信仰が成長することによって、自分たちの働きが広げられることを望んでいました(15)。また、彼らを通して、さらに向こうの地域にまで福音を宣べ伝えようとしました(16)。
 これは、決して限度を超えた誇りではありません。使徒パウロは、コリントを開拓するために、多くの労苦をし、兄弟たちのために、多くの犠牲をはらったからです。むしろ、何の労苦もせずに、パウロを嘲笑し、兄弟たちの心を奪い取り、コリントの教会を乗っ取ろうとして、限度を超えて誇ろうとする人たちに問題がありました。

祈り:主よ!私が、自分で誇ろうとする知恵のない者にならず、兄弟たちの信仰を成長させ、主に称賛される者になることを、願います。

一言:主に称賛される者になろう


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