聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2015]

2015年 12月 26日 (土)

コリント第二12:11-21
パウロの使徒権のしるし

1.使徒権を主張するパウロ(11-18)
 パウロは、彼らが自分で大使徒だと主張する者たちに比べ、すこしも劣るところはない、と言いました(11)。パウロが使徒であるしるしは、コリントで行なわれた全ての働きからも、よく現れています。パウロは、コリントで多くの苦しみを耐え忍び、奇蹟と不思議と力あるわざを行ないました。パウロに劣っている点があるとすれば、それは彼らから生活費をもらわなかったことだけです(13)。しかし、それは彼らを愛し、負担をかけさせないためでした。パウロは三度目のコリント訪問をすると言いながらも、「負担はかけない」と言いました。パウロが求めるのは金銭ではなく、コリントの兄弟たち自身です。パウロは、彼らのためなら、財産だけではなく、自分自身も使い尽くす、と言いました(15)。信仰の力と、兄弟たちと、兄弟たちのための献身、これこそが使徒であるしるしです。
2.徳を築き上げようとしたパウロ(19-21)
 パウロが今まで、自分を誇ったのは自己弁護のためではなく、徳を築き上げるためでした(19)。今、パウロは、もう一度コリント教会を訪問しようとしました。しかし、争い、ねたみ、憤り、党派心、そしり、陰口、高ぶり、騒動を見ることを願いませんでした。彼が願うのは、徳を築き上げることでした。パウロは、彼らが心から悔い改めることを、願っていました。

祈り:主よ!私が主のしもべたちを疑っていた罪を悔い改めます。私も彼らを愛し、共に苦難を担うように、助けてください。

一言:金銭より、人を求めよう


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