聖書別日ごとの糧   >>   ガラテヤ[2005]

2005年 06月 08日 (水)

ガラテヤ人への手紙2:1-10
福音の真理を固守したパウロ


Ⅰ.強いて割礼をさせなかったパウロ(1-6)

 パウロは改心して十四年目にテトスを連れてエルサレムに上って行きました。彼はそこで教会の重要な人物に会い、異邦人の中で伝えた福音の内容と福音の働きを説明しました。その時ギリシャ人だったテトスはユダヤ人の律法に従って割礼を受けるように圧力を受けました。しかしパウロは強いて割礼をさせませんでした。これは羊たちが律法に縛られずに、キリスト・イエスにあって本当の自由を得させようとするためでした。彼は福音の真理を固守したのです(5)。

Ⅱ.パウロを使徒として認めた使徒たち(6-10)

 エルサレム教会の使徒たちはペテロを割礼を受けた者たちの使徒としてお立てになった神様がパウロを異邦人の使徒としてお立てになったことを認めました(8)。特にエルサレム教会の柱のようなペテロ、ヨハネ、ヤコブもパウロの伝えた恵みの福音と使徒の職分を認め、交わりのしるしとして握手をしました。

 エルサレムの使徒たちはパウロにただキリストの愛で貧しい人たちを顧みるように勧めました(10)。


祈り:主よ!私が形式的な律法より福音の真理をはっきりと証しするように助けてください。

一言:福音の真理は固守しなければならない



2005年 06月 09日 (木)

ガラテヤ人への手紙2:11-21
キリストを信じる信仰によって


Ⅰ.ペテロをとがめたパウロ(11-14)

 ペテロがアンテオケで異邦人たちと共に食事をしていました。ところがエルサレムから律法主義者たちがヤコブの使いで来ると、彼はだんだんと身を引いてその場を離れて行きました。すると残ったユダヤ人たちとバルナバも本心を偽った行動をとるようになりました。

 この姿を見た使徒パウロは全ての人々の前でペテロの非福音的な行ないをとがめました(14)。私たちはどんな環境の中でも、福音真理に従って行なわなければなりません。

Ⅱ.キリストと共に生きるパウロ(15-21)

 人は本性が全体的に腐敗し、いかなる肉体の行ないによっても義と認められることができません。私たちが義と認められる方法は、ただ十字架につけられたイエス様を信じる他はないのです。パウロの昔の人はすでにキリストとともに十字架につけられて死にました。今、彼が生きるのはキリストを信じる信仰によって生きているのです。私たちは信仰によって救われました。それゆえ救われた聖徒たちはただ信仰によって生きなければならないのです。どんな律法も、形式や伝統にも縛られてはいけません。ただ私たちの中に生きておられるキリストに縛られて生きなければなりません。生きるにしても、死ぬにしても、私たちはキリストのものなのです。パウロの生活態度ははっきりとしています。


祈り:主よ!私が人々の視線を恐れて、自分を偽ることがないように助けてください。ただ信仰によって生きる者になりますように。

一言:今私が生きているのは


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