聖書別日ごとの糧   >>   ガラテヤ[2016]

2016年 04月 15日 (金)

ガラテヤ3:1-14
福音と律法

Ⅰ.行ないに基づいた律法信仰
 使徒パウロは、まずガラテヤ人たちの愚かさを指摘しています。彼らは十字架につけられたイエス・キリストを信じ、御霊を受けて生まれ変わり、新しい人になりました。ところが今、彼らはにせ教師たちに惑わされ、律法を守ろうとしました(1)。それは、十字架の真理を軽んじて、御霊の働きを無駄にすることでした(4)。
 律法主義者たちは、モーセの教えに従って割礼を受け、律法を守らなければ、救いを受けることができないと主張しました(使15:1)。しかし律法信仰は、律法の書に記録された全てのことを行なわなければ、のろいの下に置かれた人になってしまいます(10)。また、神様の前では、律法によって義とされる人は、この世には誰もいません(11)。
Ⅱ.信仰によって生きる福音信仰
 私たちが御霊を受けて生まれ変わり、新しい人になったのは、律法を行なってではなく、福音を聞いて信仰によるものです(2)。先祖アブラハムも、神様を信じることで、義とされました(6)。それで信仰によって生きる者は、アブラハムの子孫であり(7)、アブラハムが受けた同一の祝福を受けるようになります(9)。キリストが十字架につけられて呪われた者になったのは、私たちを律法の呪いから贖い出されるためです(13)。それは、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためです(14)。

祈り:主よ!私が律法に縛られる愚か者にならず、ただ信仰によって生きる者になるように、助けてください。

一言:信仰によって生きる福音信仰



2016年 04月 16日 (土)

ガラテヤ3:15-25
約束と信仰

Ⅰ.アブラハムに、恵みによって与えられた約束(15-18)
 神様は、人類救いの御業を始められた時、アブラハムとその子孫に約束をくださいました(創12:3,7,13:15,17:7,22:18)。彼の子孫はすなわちキリストです。ところが、この約束は、アブラハムの信仰に基づいた神様の一方的な約束なので、変更されることがありません。
 また、この約束は四百三十年後にできた律法が廃することができません。神様は、信仰によって生きるアブラハムに、ただ恵みによって、約束をくださり、この約束を守られました。
Ⅱ.律法はキリストに導く養育係(19-25)
 では、律法とは何でしょうか。律法は、罪を罪としてはっきり認識するために、約束に付け加えて与えられたものです(19)。それで律法は、神様の約束に決して反することができません。
 律法は、私たちが罪によって定められ、さばかれるしかないことを認識させ、救いの必要性を切実に感じさせます。それで私たちをキリストに導く養育係、すなわち家庭教師の役割を果たします(24)。それで信仰が現れた今、私たちは養育係の下にいないので、律法から自由になります。

祈り:主よ!律法に縛られず、ただ恵みによって与えられた約束の御言葉をつかみ、信仰によって生きるように、助けてください。

一言:約束は恵みだ



2016年 04月 17日 (日)

ガラテヤ3:26-4:7
神様の子ども

Ⅰ.イエス様を信じることで、神様の子どもになりました(3:26-29)
 私たちが神様の子どもになったのは、律法によってなったのではありません。それは、イエス・キリストを信じることで、完全に神様の恵みによるものです。神様の子どもは、キリストにつく者であり、それまで着ていた汚れた罪の着物を脱いで、キリストをその身に着た者です(27)。また、神様の子どもは、アブラハムの子孫であり、その約束によって、神様の国を相続する者です(29)。
Ⅱ.神様を、「アバ、父」と呼べるようになります(4:1-7)
 遺産を相続できる者は全財産の持ち主です。しかし幼い時は、奴隷のように、父親が定める時までは、後見人の下にいて監視を受けていました。このように私たちも、幼い時には、日や月や節季や年のような初等学問に縛られて、支配されていました(10)。しかし時になると、神様がその御子を遣わされ、律法の下にいる私たちを贖い出され、子としての身分を受けるようにされました(4,5)。
 神様は、私たちの心にその御子の御霊を遣わしてくださり、神様を「アバ、父」と呼ぶようにされました。これは、この世の中のどんなものよりも、大きな祝福です。

祈り:父なる神様!私を縛りつけていた幼稚な教えから自由にし、神様を父と呼べるようにしてくださり、感謝します。

一言:子の身分を得させてくださった神様


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