聖書別日ごとの糧   >>   エペソ[2005]

2005年 06月 19日 (日)

エペソ人への手紙1:1-6
霊的祝福


Ⅰ.霊的祝福をくださった神様(1-4)

 パウロが神様をほめたたえるのは、神様が私たちに「霊的祝福」をくださったからです。神様の祝福を霊的祝福と呼ぶのはなぜでしょうか。

 第一に、神様の祝福はたましいの祝福だからです。神様の祝福は人間的なものや物質的なものではありません。神様の祝福はいくら人間条件が良くても得ることができません。反面人間条件がいくら不足してもイエス様を信じることで誰でも得ることができるのです。それはたましいの祝福であり、その心に臨むものなのです。

 第二に、神様の祝福は永遠のものだからです。神様の祝福は天に属するものです。野の花のようにしおれてしまう世の祝福とは違います。

Ⅱ.ご自分の子にしてくださった神様(5,6)

 神様は私たちに霊的祝福をくださるために、私たちを救ってくださり、聖なる傷のないご自分の子どもにしてくださいました。私たちを贖ってくださった神様の恵みをほめたたえずにはいられません。


祈り:主よ!私のような惨めな者を救ってくださり、神様の子どもとし、霊的祝福をくださり心から感謝します。

一言:本当の祝福



2005年 06月 20日 (月)

エペソ人への手紙1:7-14
時になった神様のご計画のために


Ⅰ.御子の血による(7-9)

 神様は私たちを救うためにひとり子イエス・キリストを十字架につけ、血を流して死ぬようにされました。そうして誰でもその血を信じる者は罪の赦しを受ける恵みをくださいました。このような救いは神様の知恵です。人は自分の行ないによっては完全になることができず、その力では罪から抜け出すことができないのです。ただ御子の血による恵みを受けなければならないのです。神様が施されたこの方法以外には救いの道がないのです。これはまた神様の秘密です。神様は旧約で御子の血で人々を救うことを、かすかに啓示されました。ところがイエス様が血を流されることを通して、その計画ははっきりと知らされるようになったのです。この救いの秘密を私たちに知らせてくださったことは本当に感謝すべきことです。

Ⅱ.キリストにあって一つに集められることなのです(10-14)

 神様が私たちを救ってくださる究極的な目的は、天にあるものも地にあるものも、いっさいのものが、キリストにあって一つに集められるためなのです。私たちは今破壊された創造の秩序、崩れた人間関係の中で生きています。人々は制度改善や社会運動などを通して、この問題を解決しようとします。しかし根本的に人々が悔い改め、イエス様を通して神様と和解しなければ一つになることができないのです。


祈り:主よ!その救いの知恵と秘密を知らせてくださり感謝します。全ての人々がこの救いの秘密を知り、一つになるように祈ります。

一言:その血による



2005年 06月 21日 (火)

エペソ人への手紙1:15-23
知恵と啓示の御霊


Ⅰ.召されの望み、聖徒の受け継ぐもの(18)

 パウロはエペソの聖徒たちが知恵と啓示の御霊によって神様の召されと聖徒の受け継ぐものがどんなに栄光に富んだものなのか、見ることを願います。

 人が世の朽ちる栄光だけを仰ぎ見ると恐れが生じ、結局は虚無に陥るだけなのです。また世の栄光を得るために悪く醜い人生を生きるしかないのです。知恵と啓示の御霊で私たちを救ってくださった神様の恵みとこの子どもに与えられる永遠の神様の御国を仰ぎ見なければならないのです。

Ⅱ.神のすぐれた力がどのように偉大なものであるか(19-23)

 知恵と啓示の御霊で神様を仰ぎ見る時、私たちは神様のすぐれた力が私たちの中に働かれるのを見るようになるのです。神様の力はキリスト・イエスを死者の中からよみがえらせたその力です。この力は今も私たちの中に働き、救いの御業を行なっているのです。この力を見る者は絶望と無気力で満ちた世の中で勝利の人生を生きることができるのです。


祈り:主よ!私が世の中で鼻を折られ醜く生きて来た者です。私にも知恵と啓示の御霊を注いでください。

一言:上を向いて歩こう


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