聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅠ[2009]

2009年 07月 19日 (日)

テモテへの手紙第一6:1-10
信仰から離れる人々

Ⅰ.キリストの御言葉に同意しない人(3-5)
 信仰生活をしながら、キリストの御言葉と敬虔にかなう教えとに同意せず、他の教えに耳を傾けるのなら、必ず傲慢になります。このような人は何も知らないのに、弁論とことばの争いを好みます。そうする時、自然とその心にねたみと悪意の疑いが生じ、紛争を引き起こし、神様の御業を妨害するようになります。
 このような人の特徴は、心が腐敗していき、真理を失ってしまい、敬虔を利得の手段と考えることです(5)。従って、御言葉に同意しなければ、結局このような自分の利益のために争いを引き起こし、離れてしまうようになるのです。
Ⅱ.金銭を愛する人々(6-10)
 自分の現状に満ち足りる心を伴う敬虔こそ、信仰生活に大きな利益があります(6)。しかし世の欲望が生じれば、サタンの誘惑に陥るようになるのです。人は空ら手で来て、空ら手で帰る存在であることをよく知り、食べる物と着る物があれば、それに満足することを知らなければなりません。そうせずに金持ちになりたがる人は誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです(10)。このように金銭を愛する者は誘惑され、信仰から離れるようになるのです。

祈り:主よ!私が弁論より御言葉を掴むようにして、また世の欲望を退け、満ち足りる心を伴うようにしてください。

一言:満ち足りる心



2009年 07月 20日 (月)

テモテへの手紙第一6:11-21
信仰の戦いを勇敢に戦い

Ⅰ.永遠のいのちを獲得しなさい(11-16)
 神様の人は、消極的には金銭を愛する世俗的な価値観を避けなければなりません。そして積極的には、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求め、信仰の戦いを勇敢に戦わなければなりません(12)。信仰の戦いの目的は、永遠のいのちを獲得することです。そのために私たちは召されました。
 そのためには、キリストが現われる時まで、傷のない、非難されるところのないぐらいに、信仰の戦いをしなければなりません。将来私たちが会う神様は
祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主であり、ただひとり死のない方であり、近づくこともできない光の中に住まわれ、人間がだれひとり見たことのない、また見ることのできない方です(16)。
Ⅱ.富に望みを置いてはならない(17-21)
 富んでいる者が信仰を持つことが難しいのは、富に望みを置いているからです。しかし富は定まったものがなく、確実ではないので、決して頼りにはなりません。金持ちは望みを神様に置いて、良い益を計り、良い行ないに富まなければなりません。これが未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げることなのです(19)。

祈り:主よ!私が金銭的な世の中に流されずに、望みを神様に置いて、信仰の戦いを勇敢に戦うことができるように助けてください。

一言:信仰の戦いを勇敢に戦いなさい


<<(1)    前のページ(5)    (6)>>

聖書別日ごとの糧