聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅡ[2013]

2013年 08月 28日 (水)

2テモテ4:1-8
みことばを宣べ伝えなさい

1.しっかりやりなさい(1-5)
 パウロは神様の御前で、また、さばき主であるキリスト・イエスの御前で、その現れとその御国を思って、おごそかに命じました。「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(2)。世の中が、どのように回っていても、クリスチャンは最優先に御言葉を宣べ伝えなければなりません。御言葉の中にだけ救いがあり、本当の望みがあるからです。しかし御言葉を伝えることは容易なことではありません。人々は健全な教えを嫌うために、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行きます。それで、私たちは御言葉を伝えて行くうちに、落胆したり放棄してしまいがちです。しかしパウロは、「時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」と言いました。商売する人々は、好景気であっても、不景気であっても、物を売るために、手段と方法は選びません。まして、福音を任された私たちは、どんな悪条件の中でも、御言葉を宣べ伝えなければなりません。「みことばを宣べ伝えなさい。」これは、絶対的に遂行しなければならない神様の命令です。この命令に従って、滅亡に向かう人々を救いましょう。
2.私のために、義の栄冠が用意されています(6-8)
 パウロは、御言葉を宣べ伝えることに、生涯をささげました。たとえ多くの苦難を受けることがあっても、走るべき道のりを終え、信仰を守って来たのは誇るべきことです。それだけではなく、自分のために用意された栄冠を考え、彼の心は光り輝く望みで満ちています(8)。

祈り:主よ!私に伝道する特権をくださり感謝します。時が良くても悪くても御言葉を宣べ伝えます。

一言:時が悪くても、しっかりやりなさい



2013年 08月 29日 (木)

2テモテ4:9-22
私に力を与えてくださった主

1.彼らがそのためにさばかれることのありませんように(9-16)
 パウロは多くの兄弟たちを助けました。しかし、彼らのうち、多くの人々は彼に敵対しました。そのような時ほど、最後まで信仰の中心を守った同労者たちが、いとおしく、懐かしくもあります。それでパウロは、テモテが早く彼の所に来ることを、待っていました。また、マルコも一緒に来ることを願いました。信仰の戦いをする同労者が、そばに何人かいることは、私たちにとって、大きな慰めと力になります。
 しかしパウロは、敵対して離れて行った者たちを、罪に定めませんでした。むしろ彼らを許しました(16)。パウロは同労者たちを愛していましたが、自分に敵対する者たちも、やはり愛していました。牧者はこの二つの愛を持っていなければなりません。
2.みことばが余すところなく宣べ伝えられ(17-22)
 使徒パウロは、敵対して離れて行った人々のために、心苦しくなりました。しかし彼は、そこに縛られて無気力になったり、彼らを呪いませんでした。それは、彼とともに立ち、力を与えてくださる主を覚えていたからです(17)。そして彼が宣べ伝える御言葉が、余すところなく広がって行き、異邦人たちも聞いて、救いを得ることを願いました。苦しい時、その苦しみに打ち勝つ道は、私たちと共に立ち、力を与えてくださる神様を仰ぎ見ることです。

祈り:主よ!離れて行った兄弟たちのことを考えると、心が痛みます。しかし、この時間、私と共に立ち、慰め、力を与えてくださる主を仰ぎ見ます。私が早くこの問題から抜け出し、御言葉を宣べ伝えることに力を入れます。

一言:自分の痛みより、御言葉の伝道


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