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2022年 01月 02日 (日)

テモテへの手紙第二 4:1-8(2)  <新年特集2>
みことばを宣べ伝えなさい

 一年が過ぎ、新たな年を迎えました。時が流れ、世が変わり果てても、変えることなくやり続けるべきことがあります。それは、みことばを宣べ伝えることです。使徒パウロは神様の御前で、また生きている人と死んだ人をさばかれるキリスト・イエスの御前で、その再臨とその御国を思いながら、厳かに命じています。「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。(2a)」この世がどう変わっても、信じる者である私たちが最優先にやるべきことは、みことばを宣べ伝えることです。なぜなら、みことばの中にこそ、救いがあり、まことの希望があるからです。しかし、みことばを宣べ伝えることは易しいことではありません。人々は健全な教えに耐えられなくなり、耳に心地よい話を聞こうと、自分の好みにしたがって自分たちのために教師を寄せ集めるからです。真理から耳を背け、作り話に逸れて行くような時代になるからです。そのようなとき、みことばを宣べ伝えることが難しく感じて、落胆し諦めやすいです。しかし、パウロは時が良くても悪くてもしっかりやりなさいと命じています。福音を預かった私たちは、時が良くても悪くてもしっかりみことばを宣べ伝えるべきです。なぜなら、この道だけが滅びゆくこの世を救う唯一の道だからです。

 パウロは、みことばを宣べ伝えることに一生を献げました。そのために彼は霊的な兵士として罪と死とサタンの勢力と、血を流すまで戦いました。また、マラソンランナーのように走るべき道を全力で走りながらみことばを宣べ伝えました。自制しながら、苦難に耐え、自分の務めを果たしました。自分のために用意された義の栄冠を考えるとき、彼の心は希望に満ちました。新たな年を迎えた私たちも、義の栄冠を待ち望みながら、信仰によって今年一年も力強く走り続けましょう!



適用:新年にもしっかりやり続けるべきことはなんでしょうか

一言:みことばを宣べ伝えること!


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