聖書別日ごとの糧   >>   テトス[2021]

2021年 12月 28日 (火)

テトスへの手紙2:1-14(1)
健全な教えにふさわしいことを語りなさい

テトスは健全な教えにふさわしいことを語るべきです。年配の男の人には、自分を制し、品位を保ち、慎み深く、信仰と愛と忍耐において健全であるようにしなければなりません。同じように、年配の女の人には、神様に仕えている者にふさわしくふるまい、人を中傷せず、大酒のとりこにならず、良いことを教える者であるようにしなければなりません。そうすれば、彼女たちは若い女の人に、夫を愛し、子どもを愛し、慎み深く、貞潔で、家事に励み、善良で、自分の夫に従順であるように諭すことが出来ます。これは、神様の御言葉が悪く言われることのないようにするためです。同じように、若い人(若い男の人) たちには、あらゆる点で思慮深くあるように勧めなければなりません。

テトス自身、良いわざの模範となり、人を教えることにおいて偽りがなく、品位を保ち、非難する余地がない健全な言葉を用いるべきです。そうすれば、敵対する者が何も悪いことが言えず、恥じ入るようになります。奴隷たちはあらゆる点で自分の主人に従って、喜ばれる者となるようにし、口答えせず、盗んだりせず、いつも善良で、信頼できることを示すようにするべきです。これは、彼らがあらゆる点で、私たちの救い主である神様の教えを飾る(輝かせる) ようになるためです。

クリスチャンは、健全な教えを教えるだけではなく、その教えの通りに生きていく者たちです。その教え通りに生きていくとき、神様の御言葉は非難されることがありません。信じる者たちを悪いと言って敵対する者たちは、このような信者たちの生活を見て恥じ入るようになります。クリスチャンがこのように生きるべき理由は、キリストが私たちの身代わりとなってご自分を献げられ、私たちをすべての不法から贖い出し、私たちをきよめてくださり、良い業に熱心なご自分の民にしてくださったからです。



適用:神様の教えはいつ輝きますか

一言:信じる者たちが正しい健全な教えの通りに生きている時



2021年 12月 29日 (水)

テトスへの手紙2:15-3:15(3:8)
良いわざに励むことを心がけるようになるため

信者は、支配者たちと権威者たちに服し、従い、すべての良い業を進んでする者となるようにしなければなりません。誰も中傷せず、争わず、柔和で、すべての人にあくまで礼儀正しい者になるようにしなければなりません。過去私たちは肉の本性のままに生きていました。いろいろな欲望と快楽の奴隷になっていました。悪意と妬みのうちに生活し、人から憎まれ、互いに憎み合う者でした。

しかし、このような愚かで憎むべき者たちに神様は慈しみと愛を現されました。神様は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分の哀れみによって、聖霊による再生と刷新の洗いを持って、私たちを救ってくださいました。神様はこの聖霊を、私たちに豊かに注いでくださいました。それによって、私たちはキリストの恵みによって義と認められ、永遠の命の望みを抱く相続人となりました。ですから神様を信じる者たちは、過去と同じように悪い本性のままに生きてはいけません。慎んで良いわざに励むことを心がけなければなりません。これは良いことであり、人々に有益です。愚かな議論や系図、争い、律法についての論争は避けるべきです。それらは無益で、むなしいものです。分派を作る者は、一、二度訓戒した後、除名しなければなりません。このような人はゆがんでいて、自分で悪いと知りながら罪を犯しているのです。



適用:恵みによって救われた者が励むべきことは何ですか

一言:良いわざ


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