聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2006]

2006年 10月 28日 (土)

ヘブル2:1-18
あわれみ深い、忠実な大祭司


Ⅰ.大きな救いの御言葉を守れ(1-4)

 著者は、ヘブル人のクリスチャンたちが押し流されて行かないように、すべて聞いたことを、ますますしっかり心に留めておくように勧めています。この大きな救いの御言葉をないがしろにするなら、さばきから逃れる道はありません。この救いはさまざまなかたちで確証されたもので、神様がみずから証しされた唯一の救いです。

Ⅱ.血と肉とを持っておられるイエス様(5-18)

 イエス様は人間の罪のために人となられ、しばらくの間御使いよりも低いものになられました。またイエス様は私たちの兄弟になるために、人となられました。イエス様は、その尊い血によって洗われ聖とされた人々を兄弟と呼ばれます。

 イエス様が血と肉を持っておられた根本的な理由は死の力を持った悪魔を滅ぼすためです。またそのために死を恐れ、一生涯奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした(15)。イエス様は十字架で死なれ、よみがえられることで、私たち人間をそれほどまでに苦しめていた悪魔の力と死の力を滅ぼし、本当の自由をくださいました。「そういうわけで、神のことについて、あわれみ深い、忠実な大祭司となるため、主はすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それは民の罪のために、なだめがなされるためなのです。」(17)。このイエス様が試みを受けて苦しまれたので、試みられている人たちを助けることがおできになるのです。


祈り:主よ!血と肉を持って私たちの罪ととがを担ってくださり、悪魔の力から解放してくださり感謝します。

一言:あわれみ深い、忠実な祭司イエス様


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