聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2006]

2006年 11月 07日 (火)

ヘブル10:1-18
ただ一度だけささげられたイエス様のからだ


Ⅰ.私たちを聖なるものにして下さったイエス様(1-10)

 祭司制度の目的は罪の問題の解決にあります。しかし雄牛とやぎの血は簡単に罪をなくことができないので、毎年罪を思い起こさせます。神様もいけにえやささげ物を願われず、喜ばれません。それでイエス様が神様の御旨を行なおうと、この地に来られました。ご自分のからだをただ一度だけささげることで、人間の罪を根本的になくすためでした。イエス様は喜んでこのことを行なわれました。そして私たちを聖なるものとされました。獣の血は私たちをきよめることができませんが、キリストの血には私たちを聖なるものに変える力があります。

Ⅱ.私たちを完全なものにして下さったイエス様(11-18)

 祭司は毎日礼拝の務めをなし、同じいけにえをくり返してささげますが、それらは決して罪を除き去ることができませんでした。イエス様は罪のために一つの永遠のいけにえをささげました。そして敵がご自分の足台となるのを待っておられます。それでイエス様は、一つのささげ物によって聖なるものとされる人々を、永遠に全うなものとされました。神様はその契約を心に刻まれ、また人間の罪と不法とを思い出すことはされません。


祈り:主よ!一つの永遠のいけにえをささげることで、私たちを聖なるものとし、完全なものとしてくださったことを感謝します。

一言:永遠に、完全なものとされたイエス様



2006年 11月 08日 (水)

ヘブル10:19-39
新しい生ける道イエス様


Ⅰ.神様に近づこうではありませんか(19-25)

 イエス様は神様に出て行くための新しい生ける道です。イエス様はこの道を、血を流し、ご自分の肉体の垂れ幕を通して、設けてくださいました。私たちはこの道に従い、全き信仰をもって、真心から神様に近づけばよいのです。そうすれば、主は私たちを受け入れ、豊かな恵みで満たしてくださいます。また私たちは真実な神様を信じて望み堅くつかみ、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合わなければなりません。集まって御言葉を学び、福音伝道のために祈らなければなりません。

Ⅱ.いつまでも残る財産を望み(26-39)

 私たちがイエス様を信じた後、故意にイエス様を否定する罪を犯せば、二度と罪の赦しはなく、恐ろしいさばきが待っているだけです。私たちは迫害があるからと言って後ろに退いてはいけません。

 人々から批判とあざけりを受けたり、金銭的な損害を受けても、私たちは少しも恐れてはいけません。なぜなら、もっとすぐれた、いつまでも残る財産が与えられているからです(34)。それで私たちは確信を投げ捨ててはいけません。私たちは後ろに退いて滅びる者ではなく、たましいを救いに導く信仰を持った者です。


祈り:主よ!新しく生ける道であるイエス様を受け入れ、神様に進み出ます。どんな逆境の中でも、信仰によって生きるように助けてください。

一言:イエス様の血を受け入れ


<<(1)    前のページ(9)    10    次のページ(11)    (13)>>

聖書別日ごとの糧