聖書別日ごとの糧   >>   ヤコブ[2022]

2022年 09月 16日 (金)

ヤコブの手紙 1:1-18(2)
試練に会うときは、喜びと思いなさい

「さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい」とヤコブは言います。「さまざまな試練」とは、信仰のために受ける試練であり、信仰を鍛える試練です。主の中で受ける試練にはよい意味があります。試練は忍耐を学ばせ、忍耐は私たちの人格を鍛錬し、成熟した神様の子どもとして、何一つ欠けたところのない完全な者にします。この事実が分かると、私たちは試練の中で喜ぶことができます。しかし、私たちは知恵が欠けているため、試練に直面する時、うろたえてしまいます。試練を受けた時、分別力をくださるように祈らなければなりません。神様は、信仰によって求める者に豊かな知恵と霊的な分別力をくださり、試練の意味を悟らせ、 忍耐できるように助けてくださいます。

ヤコブは、「試練に耐える人は幸いです。」と言いました(12)。試練を通して、神様に認められた人々には、いのちの冠が与えられるからです。しかし、だれでも誘惑にあったとき、神によって誘惑された、と言ってはいけません。神様は悪によって誘惑されることのない方であり、ご自分でだれを誘惑なさることもありません。人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます(15)。私たちが気を引き締めて試練を担うとき、死に至ることはありません。



祈り:主よ!試練の意味を知るようになり、感謝します。試練の時には、落胆せずに、信仰の祈りをささげるように、助けてください。

一言:試練の霊的な意味



2022年 09月 17日 (土)

ヤコブの手紙 1:19-27(22)
御言葉を実行する人になりなさい

私たちは真理のことばによって、新しく生まれました。真理のことばによって新しく生まれた私たちはどのように生きるべきでしょうか。神様の御言葉を聞く生活をしなければなりません。私たちは自分の考えを捨てて、神様の御言葉を聞かなければなりません。神様の御声を注意深く聞くためには、自己主張に固執するのを避け、怒るのには遅いようにしなければなりません。謙遜な心を抱くとき、私たちは神様の御声を聞く事ができます。試練の中にいるとき、私たちは怒りやすいです。しかし、怒りに襲われれば、神様の御声を聞くことはできません。私たちは、怒りから自分の心を守らなければなりません。すべての汚れやあふれる悪を捨て去らなければなりません。神様の御言葉は聖なる御言葉です。自分の中にある汚れや悪を捨てる時、私たちは、聖なる神様の御言葉を受け入れることができるようになります。

私たちは、ただ神様の御言葉を聞くだけの者であってはいけません。御言葉を聞いて行わなければなりません。御言葉を聞いて行なわない人は、鏡で自分の顔を見ても、すぐに見たものを忘れてしまう人のようです。神様の御言葉を行わないなら、御言葉をすぐに忘れて自分の本性のままに生きるようになります。ですから、私たちは御言葉を聞くだけでなく、その御言葉どおりに行う者になる必要があります。御言葉を聞いて、それに従って実行する者が祝福を受けます。そのような人は、敬虔に生きるだけでなく、自分の舌を制御しようと、努力します。また、困っている孤児ややもめを顧みながら、この世から自分をきよく守ります。



祈り:主よ!私はことばだけで、実行が足りないことが多くありました。これからは、御言葉をよく聞いて、実行する、神様の子どもらしい生き方をするように助けてください。

一言:御言葉を実行する人になりなさい


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