聖書別日ごとの糧   >>   ペテロⅠ[2014]

2014年 09月 23日 (火)

1ペテロ1:1-12
生ける望み

1.生ける望み(3,4)
 ペテロは、のけ者にされている寄留者たちにむけて、「ほめたたえよ」と言っています。その理由は何でしょうか。一言で、寄留者には、生ける望みがあるからです。それは、この世が終わった日に、クリスチャンたちが入るようになる国です。この望みは、イエス様の死と復活によって、生まれ変わったクリスチャンたちにだけ与えられた特権です。また、朽ちることも汚れることも、消えて行くこともない、永遠で、真の望みです。
 クリスチャンは、消えて行く世に対する望みを捨てました。しかし、神様はクリスチャンに、さらに優れた、永遠の望みをお与えになりました。
2.信仰の試練(5-12)
 クリスチャンは、世の中では寄留者なので、多くの苦しみと試練を受けます。しかし、クリスチャンたちが受ける試練は、神様が私たちの信仰を精錬される方法です。このような試練を通して、クリスチャンは、純金よりも優れた信仰を所有し、終わりの日に、イエス様から称賛と光栄と栄誉を得るようになります(7)。クリスチャンは、さまざまな試練が、世にいる間の束の間のことであり、また、尊いものであることを知っているので、苦難の中でも、喜びます(6)。

祈り:主よ!地に属した望みをつかんで苦しんでいた私に、神様の御国に対する生ける望みをくださったことを賛美します。

一言:生ける望み



2014年 09月 24日 (水)

1ペテロ1:13-2:4
あなたがたも、聖なるものでなければならない

1.「わたしが聖であるから、あなたがたも、聖でなければならない。」(13-21)
 私たちは、過去肉の欲望に従って生き、滅ぶべき存在でした。イエス様は、このような私たちのために、傷もなく、汚れもない子羊のような貴い血を流して、先祖たちのむなしい生き方から救ってくださいました。神様が、これほどまでにして、私たちをご自分の子どもとされたのは、ご自分を見習って、あらゆる行ないにおいて、聖なるものにしようとされるからです。それだけではなく、神様は、人をそれぞれの行ないに従って、さばかれる方です(17)。恐れおののいて、聖い生き方をしなければなりません。クリスチャンはまた、心を熱くして、互いに愛し合わなければなりません(22)。本当の愛は、真理に聞き従うことで、私たちのたましいをきよくすることによって、湧き出てきます。
2.みことばの乳を慕い求めなさい(23-2:3)
 私たちが生まれ変わったのは、私たちの意志や人間的な手段等の朽ちる種によるものではありません。生きていて、いつまでも変わらない御言葉によるものです。また、私たちが聖い生活をし、兄弟たちを熱く愛せるのも、神様の御言葉の中で育つ時、可能です。それで、クリスチャンは生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなければなりません。

祈り:主よ!罪深いものを慕い求める時代から、私を救ってくださったので、私は主のように聖い生活をすることを、願い求めます。

一言:キリストの貴い血によるもの


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