聖書別日ごとの糧   >>   ペテロⅠ[2014]

2014年 09月 29日 (月)

1ペテロ4:1-6
同じ心構えで武装しなさい

1.それは過ぎ去った時で、もう十分です
 過去、私たちはどんな生活をしていたのでしょうか。肉体の欲望に従って生きることで、好色と情欲、酔酒、遊興、宴会騒ぎ、忌むべき偶像崇拝など、度を過ぎた放蕩に走っていました。その結果、私たちは裁きを受け、永遠に滅びるしかありませんでした。何が足りないから、更に肉体の欲望に従って、行くのでしょうか。過ぎ去った時の罪であっても、さばきを受けるのには、十分です。また、世の人々は、あなたがたが自分たちといっしょに度を過ごした放蕩に走らないので不思議に思い、また悪口を言います。そんな彼らの生き方に従いますか。いいえ、むしろ、生きている者と死んだ者をさばかれるキリストの中で、生きなければなりません(5)。
2.神のみこころのために過ごすようになるのです
 キリストが苦しみをお受けになった本当の理由は、どこにあるのでしょうか。もう人の情欲に従わずに、肉体の残された時を、神のみこころのために過ごすようになるのです。著者は言いました。「あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい。」(1)。私たちが、自分たちのために、苦しみをお受けになったイエス様の本当の御旨が、罪をやめさせようとするためであることを、心に刻む時、それが、私たちを守ってくれます。罪を犯す生活は、イエス様の恵みを虚しいものにすることです。クリスチャンは、肉体の残された時を、神様のみこころのために、過ごさなければなりません。

祈り:主よ!私は、主が苦しみをお受けになった御旨を知ったので、肉体の残された時を、主のみこころのために、過ごします。

一言:キリストが、すでに、肉体の苦しみをお受けになったので



2014年 09月 30日 (火)

1ペテロ4:7-19
万物の終わりが近づきました

1.祈りのために、身を慎みなさい(7)
 万物の終わりが近づいて来ると、人々は当惑し、慌てふためき、何かをしようとしまいがちです。しかし、クリスチャンたちは、このような時ほど、心を整え、身を慎み、祈らなければなりません。本当の信仰は、最後の日に、よく現れます。
2.互いに熱心に愛し合いなさい(8-11)
 終わりの日が近づくほど、恐れに捕らわれて、人々はさらに自己中心的になりがちです。しかし、クリスチャンは熱心に愛し合わなければなりません。愛があれば、兄弟たちのどんな罪も、短所も、担うことができます。しかし、愛は具体的で、信仰によるものでなければなりません(9-11)。
Ⅲ.苦難を喜んでいなさい(12-19)
 世の終わりの日であるほど、クリスチャンには多くの試練があります。しかし、これをおかしく思う必要がありません。それは、私たちの信仰を鍛えるためであり、キリストの苦しみにあずかるチャンスだからです。それによって、信仰が鍛えられ、キリストの苦しみにあずかる時、私たちはその栄光にあずかり、キリストと共に喜び踊ることができます。もちろん、悪い事をして、苦しみを受けてはいけません(15)。しかし、義人として、苦しみを受ける者は、神様が必ず救ってくださいます(18,19)。

祈り:主よ!世の終わりの日であるほど、身を慎んで、祈れるようにしてください。何よりも、最後まで、兄弟を愛し、信仰を守るように助けてください。

一言:身を慎んで


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