聖書別日ごとの糧   >>   ペテロⅡ[2014]

2014年 10月 11日 (土)

2ペテロ2:1-11
あなたがたの中にも、にせ教師が現われるようになります。

1.にせ教師たちの危険(1-3)
 にせ教師たちが公に現れて、偽りを教えるのではなく、滅びをもたらす異端をひそかに持ち込み、結局は主を否定します。彼らが主を否定しようとする意図は二つあります。第一に、肉体の快楽を求めることを合理化させようとするためであり(2)、第二に、クリスチャンたちを利用して、自分たちの利益を得ようとするからです(3)。彼らは、あらゆるものをそれらしく装って話すので、簡単に多くの人々が惑わされます。特に、まだ肉体の快楽を好み、真理の道よりも、世の利益を慕い求める幼い人々は、もっと誘惑されやすいです。
2.にせ教師たちに臨むさばき(4-11)
 にせ教師たちは、情欲のまま生きるので自由に思え、主管するものをさげしむので、大胆に思えます。また、こだわりがあり、自分の主管が堂々として見え、恐れがないために、おののきません(10)。むしろ、真理に従っていることが、間違っているように思えます。しかし、歴史を振り返って見ると、神様は、淫乱な時代に苦しむ義人たちを保護し、にせ教師たちとそれに従う者たちを、必ずさばかれました。ノアの洪水の時や、ソドムとゴモラの滅亡の時が良い例です。それで、にせ教師たちにだまされないためには、神様の義を信じ、正しい歴史観を持たなければなりません。

祈り:主よ!私がにせ教師たちに惑わされないように、守ってください。

一言:神様は必ずさばかれます



2014年 10月 12日 (日)

2ペテロ2:12-22
にせ教師たちの正体

1.理性のない動物(12-19)
 ペテロは、にせ教師たちを一言で、「捕らえられ殺されるために生れついた、理性のない動物」だと言っています(12)。
 彼らは動物のように本能のまま行動します。聖徒たちの交わりの中でも、霊的な喜びよりも、淫乱な快楽を楽しもうとします(13)。貪欲で満ちた目を持ち、信仰の幼いクリスチャンたちを惑わし、罪を犯させます(17,18)。
 彼らは、クリスチャンの自由を悪用し、罪を合理化させ、罪の奴隷になった者たちです(19)。人が動物の本性のまま生きるなら、ことばの離せないろばよりも、劣るようになります。
2.聖なる命令にそむいてはならない(20-22)
 私たちが、救い主イエス・キリストを知ることで、世の汚れから逃れた後に、再び罪に戻るなら、イエス様を知る前よりも、さらに汚れた罪に陥るようになります。また、クリスチャンが罪に陥るなら、ノンクリスチャンよりも、さらに悪臭を放つようになります。イエス様も、クリスチャンが霊的な生活に熱心でなければ、その後の現状は、以前よりも悪くなることを、たとえで教えてくださいました(マタ12:43-45)。
 クリスチャンは、自分の吐いた物を食べる犬や、身を洗って、またどろの中に転がる豚にならないように、熱心に聖なる命令を守らなければなりません。

祈り:主よ!にせ教師たちの正体を教えてくださり、感謝します。私が彼らにだまされずに、主の聖なる命令に従います。助けてください。

一言:自分の吐いた物を食べるな


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