聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネⅢ[2023]

2023年 08月 29日 (火)

ヨハネの手紙第三1:1-15(11)
善を見ならいなさい

使徒ヨハネはガイオへ手紙を送り、彼のたましいが幸いを得ていることを喜びました。ヨハネはガイオが健康であり、すべての点で幸いを得るように祈ります。彼の信仰がバランスのとれたものとなるように助けています。ヨハネは手紙の中で、ガイオを称賛しています。ガイオはにせ教師の脅威があっても真理に歩んでいました。主の兄弟たちの信仰に良い影響を与えていました。それだけでなく、彼はよそから来た人たちを愛し、もてなしていました。よそから来た人たちとは、巡回伝道者のことです。異邦人の中を歩き、福音を伝えていた人たちでした。彼らは御名のために何も受け取らず、自分を犠牲にして働きました。ガイオはそんな彼らを愛で仕えました。ヨハネはガイオの行いを褒め、これからも彼らのような者を受け入れるように勧めます。伝道者を受け入れて支援することは、真理のためにともに労苦することにもなるからです。

ガイオとは反対に、ディオテレペスは教会のかしらになりたがっていました。彼は傲慢になりヨハネの言葉を聞き入れず、無視しました。彼は意地悪な言葉でヨハネたちをののしり、それでもあきたらずに、兄弟たちを受け入れないばかりか、受け入れたいと思う人々の邪魔をし、教会から追い出していました。それで、ヨハネが行ったら、彼のしている行為を指摘するつもりだと手紙に書きました(10)。このような悪を聖徒たちが見習わないようにヨハネは勧めます。悪を行う者を警告しなければ悪循環となり、教会はやがて秩序ないものになってしまうからです。聖徒たちは悪を見習わないで、善を見習うべきです。善を行う者は神から出た者ですから、行うことが大切です(11)。反対に、悪を行う者は神を見たことがない者であり、さばきを受けます。



祈り:主よ、私がディオテレペスの悪い行ないを見習わずに、ガイオのように、主のしもべたちによく仕え、良いことを学ぶように助けてください。

一言:善を見習いましょう


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