2025年 03月 08日 (土)
滅びから逃れたロト
アブラハムと別れた後、ロトは低地の町々に住み、ソドムに天幕を移すようになっていました(13:12)。彼は御使いたちを見ると、アブラハムと同じように、伏し拝んで彼らを家に招きました。そして、ごちそうを作ってもてなしました。しかし、夜になるとソドムの男たちがやってきて、旅人たちに性的暴力を加えようとしました。ロトは、自分の二人の娘を差し出すという考えられないような方法で問題を解決しようとしました。結局、御使いたちがロトを助けてくれました。そして御使いたちは、これから滅ぶソドムから、ロトと彼の家族を救おうと、その町から出て行くように促しました。しかし、彼の婿たちは、その言葉を悪い冗談のように受け止めました。ロト自身もソドムでの豊かな生活に未練があったのか、出て行くのをためらいました。すると、御使いたちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんで彼らを外まで連れ出しました。これは、主の彼に対するあわれみによるものでした。特に神様はソドムを滅ぼす時に、アブラハムの祈りを覚えてロトと彼の家族を救ってくださいました。
アブラハムはロトと一緒に信仰生活を始めました。アブラハムは苦難の中でも約束の御言葉を信じて約束の地に留まりました。狭い道、信仰の道を歩みました。彼は豊かな心を持つ人として成長し、神様の友となりました。滅びるソドムのためにとりなしの祈りを捧げる多くの国の父であり、祈りの人となりました。一方、ロトのほうは自分の知恵に頼り、肉の欲、目の欲に従いました。彼は使命の地を離れて苦難のない広い道を選びました。結局、彼はソドムの滅亡とともにすべてのものを失いました。彼が苦労して得た財産は一日で灰となりました。彼の妻は塩の柱になってしまいました。娘たちは父と寝て子孫を残しました。
祈り:主よ、私が肉の欲と世の貪欲に従って生きてきた罪を心から悔い改めます。これからは神様の御言葉に従って、真理の道に生きます。
一言:信仰によって歩む狭い道
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