聖書別日ごとの糧 >> サムエル記Ⅱ[2024]
2024年 09月 20日 (金)
サムエル記第二 8:1-18(6)
行く先々で、勝利を与えられた
行く先々で、勝利を与えられた
その後、ダビデはペリシテ、モアブ、アラムなどを討って勝ちました。彼らはお互いをサポートし、協力しながらダビデに勝とうとしましたが、勝つことができませんでした。本文には、多くの国々と王たち、強力な軍事と戦争物資が登場します。しかし、それはすべて、ダビデの相手にならず、むしろダビデに取られます。すると和親を求める王もでてきました。貢物も納めました。サムエル記第二の記者は、主が「ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。」と言います(6,14)。ダビデが最初から多くを持っていたから、または能力が優れていたから勝ったのではなく、神様が勝利を与えられたので勝ちました。神様が勝利を与える者を倒すことができる人や国は、この世に存在しません。したがって、勝利を与えるのは神様であると言うことが重要です。
神様がダビデの味方となり、彼を喜んだ理由は二つあります。第一は、主にささげる信仰です。彼は戦利品と貢ぎ物をすべて神様にささげました(10)。自分の欲を満たし、自分を高めたいと思って戦ったのではありません。彼の心の中心には、神様がおられました。第二は、さばきと正義の統治哲学です(15)。これは、神様のご性質であり、祭司の国として、神様が育てようとされる品格です。ダビデはイスラエルに対して、正義が流れる国になることを望み、そのために自分から正義を率先しました。神様はこのような彼を喜ばれました。
祈り:心の中にいつも神様がおられ、正義を追求し、勝利が与えられたダビデを学びます。世間体や人の目を気にせず、正しいことに励むことができるようお祈りします。
一言:勝利を与える
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