□5月8日(木)
なぜ、私をだましたのですか
創世記29:1-30(25)
日毎の糧
ヤコブはパダン・アラムに到着し、自分の伯父ラバンの娘、ラケルと出会いました。ラバンは妹の子ヤコブのことを聞くとすぐ、迎えに走って行って、彼を抱きしめて口づけしました。ヤコブは彼の所に一か月間滞在して、雇用契約を結びました。ラケルを妻としてくれるなら、七年間ラバンの為に仕えましょうとヤコブは言いました。ヤコブはラケルを愛していたので、七年間がほんの数日のように思われました。期間が満了して、婚礼祝宴をした後、彼女の所に入りました。しかし、朝になって見ると新婦はレアでした。ヤコブはラバンに、「なぜ、私をだましたのですか。」と抗議しました。ラバンは、長女よりも先に下の娘を嫁がせることは、地方の風習に反することだと言い訳をしました。ヤコブは仕方なくラケルと結婚するために、もう七年間働くことにしました。父イサクをだまして神の祝福をエサウから奪い取ったヤコブは、今度は自分がラバンにだまされることを通して、訓練されました。
ヤコブは自分自身がどんな者であるのかをよく分かっていませんでした。それで、主はパダン・アラムで、人の杖と人生のむちを通して彼を訓練しました。時々、私たちは、到底理解しえない状況に処せられます。悔しい思いをすることもあります。それは神様が訓練のために許されたものかもしれません。その訓練題目は「自己発見」です。神様の訓練を通して自己執着と強靭な人間性の塊りとなっている自分の内面を発見するようになります。この世の多くの人々が、自分に対する虚像を持って生きています。私たちが神様の訓練の中で、自分を深く発見できるように祈ります。そして、神様と正しい関係性を結べるように祈ります。
祈り:主よ、私も虚像を持って生きてきました。主が教えて下さる私の本当の姿を認めて、ありのまま主の御前に進み出るように助けて下さい。強い自己執着から私を救ってください。
一言:自己発見
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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