聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅱ[2024]

2024年 11月 05日 (火)

サムエル記第二17:1-14(14)
打ち破られたアヒトフェルのはかりごと

 アヒトフェルは軍人一万二千人を連れて、その日の晩、ダビデを追撃する、と言いました。ダビデが疲れて気力を失っている時に攻撃すれば、容易に彼を殺すことができる、と助言しました。彼の計画は大変優れていて、まるで、神様のことばを伺って得たことばのように聞こえました。アブサロムもイスラエルの全長老も、彼の助言を気に入りました。

ダビデはアヒトフェルの助言が愚かなものになるよう祈っていました(15:31)。ここで、主がダビデの祈りにどのように答えられたかが明らかにされています。アヒトフェルの計画を聞いた後、アブサロムはフシャイの意見も聞きたくなりました。彼の説得力のある助言は、アブサロムの自尊心と、彼がダビデに対して抱いていた恐れの両方を刺激しました。フシャイの計画はアブサロムを助けるためではなく、ダビデとその部下に時間を与えるためのものでしたが、アブサロムとイスラエルの人々は、フシャイの計画がアヒトフェルの計画よりも優れていると思いました。これは神様の驚くべき御業でした。



祈り:父なる神さま、私も祈りをもってあなたに頼るように助けてください。そして、あなたの驚くべき助けを体験できるように祈ります。

一言:神さまはご自分の民の祈りを聞かれるお方



2024年 11月 06日 (水)

サムエル記第二17:15-29(22)
忠実で思いやりに満ちたしもべたち

 コリント人への手紙第一で、パウロは「神は、知恵ある者を恥じ入らせるために、この世の愚かな者を選び、強い者を恥じ入らせるために、この世の弱い者を選ばれました」と言いました(Ⅰコリント1:27)。今日の本文は、まさにその言葉を示す場面です。フシャイ、祭司ツァドク、エブヤタル、ヨナタン、アヒマアツ、女奴隷、バフリムの男の妻が、ダビデの諜報網でした。ダビデが頼れる人達は、彼らしかいませんでした。しかし、これらの忠実なしもべたちが伝えた情報に基づいて、ダビデは夜の間に民を率いてヨルダン川を渡るようになりました。夜明けまでに、ヨルダン川を渡りきれなかった者は一人もいませんでした。このようにして、ダビデはアブサロムの軍隊よりも一歩先を行くことができました。

ダビデはマハナイムへ行き、アブサロムとイスラエル人はギレアデの地に陣を敷きました。ダビデがマハナイムに来たとき、アンモン人のショビ、ロ・デハル出身のマキル、ギルアデ人のバルジライが食べる物を持って来て、ダビデたちを助けました。彼らは、ダビデとその民が疲れ果て、空腹で、喉が渇いているのを見ました。彼らの思いやりのある行為は、まさに、イエス様が私たちに求めておられるあわれみの心です。イエス様は、私たちがイエス様の兄弟姉妹の最も小さい者に食べ物を与え、水を飲ませ、宿を貸すなら、それはイエス様ご自身にしたのである、とおっしゃいます(マタイ25:35-40)。



祈り:父なる神様、私に、最も小さな者に仕える思いやりの心と勇気をお与えください。

一言:忠実で親切な良いしもべになりなさい


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