聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2024]

2024年 11月 30日 (土)

列王記第一8:1-21(6)
主の契約の箱を神殿の中に

 ソロモンは祭司たちに命じて、契約の箱を担いで神殿の中に運び入れるようにしました。祭司たちが契約の箱を担いで行く時、民たちは数えきれないほど多くの羊と牛をいけにえとして献げました。これらは、贖いのいけにえであり、感謝のいけにえの意味がありました。ついに、祭司たちが契約の箱を神殿の内部である至聖所に安置しました。その時、神様のご臨在を象徴する雲が主の宮に満ちました(10)。これは、神殿建築が、神様の御旨どおりに成し遂げられたことに対する、神様の喜びを表現しています。また、神様がイスラエルの民と永遠に共におられるという証でした。出エジプトの時、天幕を中心にイスラエルを導かれたように(出40:34,35)、今度は、神殿を通して、ご自分を啓示し、統治することを神様は願われます。契約の箱を神殿の核心部分である至聖所に安置させたことは、イスラエルの民たちが神様を王として迎え入れ、御言葉を中心に生きるという、決断をしたことを意味します。契約の箱には、十戒を刻んだ二枚の石版が入っていました。彼らは神様の御言葉に恐れ敬う心で、聞き従うことを願いました。

 ソロモンは、神様の御手によって神殿建築は成し遂げられたと告白しました(15)。本来、父ダビデが神殿を建てようとしましたが、神様はダビデの子を通して神殿を造らせる、と言われました。その御言葉がそのまま成就しました。ソロモンは荘厳な御業の前に、自分の栄光を現しませんでした。神様の主権と約束が成就したのだと考えました。私たちが救われ、神の民になったのも、自分の義や功労によってではありません。神の御子イエス様の十字架と血によって、救いは成就しました。それで、私たちは全てにおいて、神様の栄光を求め、神様の御言葉を中心に生きなければなりません。それが出来るように、私たちを助けて下さる御霊を私たちの内に送って下さいました。



祈り:すべての勝利は神様が御霊によって与えてくださることを悟ります。私たちが神様の栄光を求め、神様の御言葉通り歩めるように、聖霊様助けてください。

一言:私の中におられる御霊によって歩む


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