2024年 08月 08日 (木)
神殿の幻
神である主の御手が、エゼキエルの上に下りました。幻の中で、その御手は、エゼキエルの髪の房をつかんで彼を運びました。御霊が彼を持ち上げてエルサレムに連れて行きました。かつて見た幻と同じように、エゼキエルはイスラエルの神の栄光の前に立っていました。
主はエゼキエルに、ご自分の民の堕落の深さを明らかにされました。 エルサレムでは、尊敬される民の長老たちの間でも偶像崇拝が行われていました。それだけでなく、王宮、さらにはエルサレム神殿の中庭でも偶像崇拝と太陽崇拝が行われていました。神殿の北に面する内庭の門は王宮に通じる所であって、王が神殿に入る時にはその門を通って行きます。また、そこはいけにえとして捧げる獣を屠った所でもあります。そういう場所であるはずの所に、何があったでしょうか。ねたみを引き起こす偶像がありました。そしてイスラエルの家は、神の聖所から離れようとして、そこで大きな忌みきらうべきことをしていたのです(3-6)。
神殿の門(玄関)と祭壇との間は、神殿で一番重要なところです。全焼のいけにえ、和解のいけにえ、罪の贖いのためのいけにえを捧げる時には祭壇の周りに血を注ぎます。そして祭壇の上にささげものを置いて火で焼きます。そのようにしてから聖所の中に入ります。ここは主を見上げる所であって、そこで聖所に入る準備をします。そういう聖なる場所で、彼らは主に背を向け(16)、太陽崇拝を行っていたのです。ですから、神である主も、彼らが神の耳に大声で叫んでも、神様は彼らの言うことを聞かないのです(18)。
祈り:主よ、あなたが見ているように私も見、あなたが忌み嫌うものを私も忌み嫌うことができるように助けてください。あなたの栄光を見ることができるように、私の心をきよめてください。
一言:神様の視点で見る
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