大学生聖書読み宣教会(UBF)
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    □12月12日(金)


    ウジヤの栄えと失敗


    歴代誌第二26:1-23(5)

    聖書本文

    26:1 ユダの民はみな、当時十六歳であったウジヤを立てて、その父アマツヤの代わりに王とした。
    26:2 彼は、アマツヤが先祖とともに眠りについた後、エイラトを築き直し、それをユダに復帰させた。
    26:3 ウジヤは十六歳で王となり、エルサレムで五十二年間、王であった。彼の母の名はエコルヤといい、エルサレム出身であった。
    26:4 彼は、すべて父アマツヤが行ったとおりに、【主】の目にかなうことを行った。
    26:5 神を認めることを教えたゼカリヤが生きていた間、彼は神を求めた。また彼が【主】を求めていた間、神は彼を栄えるようにされた。
    26:6  彼は出陣してペリシテ人と戦い、ガテの城壁、ヤブネの城壁、アシュドデの城壁を打ち壊し、アシュドデをはじめとするペリシテ人の領土に町々を建てた。
    26:7 神は彼を助けて、ペリシテ人、グル・バアルに住むアラビア人、メウニム人に立ち向かわせられた。
    26:8 アンモン人はウジヤのもとに貢ぎ物を納めた。こうして、彼の名はエジプトの境にまで届いた。その勢力がこの上なく強くなったからである。
    26:9 ウジヤはエルサレムの隅の門、谷の門、および城壁の角の上にやぐらを建て、これを強固にした。
    26:10 彼はまた、荒野にやぐらを建て、多くの水溜めを掘った。シェフェラにも平野にも多くの家畜を持っていたからである。山地や果樹園には農夫やぶどう作りがいた。彼は農業を好んだのである。
    26:11  さらに、ウジヤには常時戦いに備える部隊があった。それは書記エイエルとつかさマアセヤによって登録された人数にしたがって各隊に配属され、王の隊長の一人ハナンヤの指揮下にあった。
    26:12 勇士である一族のかしらたちの総数は、二千六百人であった。
    26:13 その指揮下には三十万七千五百人の軍勢があり、王を助けて敵に当たる強力な部隊であった。
    26:14 ウジヤは、その全軍のために、盾、槍、かぶと、よろい、弓、および投石器用の石を用意した。
    26:15 さらに彼はエルサレムで、巧みに考案された兵器を作り、矢や大石を放つために、やぐらの上や城壁の角の上に据えた。こうして、彼の名声は遠くにまで広まった。彼が驚くべき助けを得て、強くなったからである。
    26:16  しかし、彼が強くなると、その心は高ぶり、ついに身に滅びを招いた。彼は自分の神、【主】の信頼を裏切った。香の壇の上で香をたこうとして【主】の神殿に入ったのである。
    26:17 すると、彼の後から祭司アザルヤが、【主】に仕える八十人の勇敢な祭司たちとともに入って来た。
    26:18 彼らはウジヤ王の前に立ちふさがって言った。「ウジヤよ。【主】に香をたくのはあなたのすることではありません。香をたくのは、聖別された祭司たち、アロンの子らのすることです。聖所から出てください。あなたは主の信頼を裏切りました。あなたには、神である【主】の誉れは与えられません。」
    26:19 ウジヤは激しく怒った。香をたくための香炉を手にしていたが、彼が祭司たちに対して激しく怒ったとき、【主】の神殿の中にいた祭司たちの前、香の壇の傍らで、彼の額にツァラアトが現れた。
    26:20 祭司の長アザルヤと祭司たち全員が彼の方を見ると、なんと、彼の額がツァラアトに冒されていた。そこで彼らは、急いで彼をそこから連れ出した。彼自身も急いで出て行った。【主】が彼を打たれたからである。
    26:21 ウジヤ王は死ぬ日までツァラアトに冒され、ツァラアトに冒された者として隔離された家に住んだ。彼が【主】の宮から断たれたからである。その子ヨタムが王宮を管理し、民衆をさばいた。
    26:22  ウジヤについてのその他の事柄は、最初から最後まで、アモツの子、預言者イザヤが書き記した。
    26:23 ウジヤは彼の先祖とともに眠りについた。人々は彼を王たちの墓地の野に先祖とともに葬った。彼がツァラアトに冒された者だと言われていたからである。彼の子ヨタムが代わって王となった。

    聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2


    日毎の糧

    ウジヤは十六歳でユダの王となり、五十二年間エルサレムを治めました。彼はすべて主の目にかなうことを行いました。彼の傍には常に霊的な助言をするゼカリヤという人がいました。5節には、「神を認めることを教えたゼカリヤが生きていた間、彼は神を求めた。また、彼が主を求めていた間、神は彼を栄えるようにされた」とあります。ウジヤの名はエジプトの境にまで届くようになりました。それは、彼の勢力がこの上なく強くなったからでした(8)。彼はエルサレムの隅の門、谷の門および城壁のかどの上にやぐらを建て、これを強固にしました。そして、多くの水ためを掘って、平野には多くの家畜を飼い、山地や果樹園には葡萄を作るなど農業を発達させました。さらに、彼は強力な戦闘部隊を設けると共に、戦いに必要な盾や槍、かぶと、よろい、弓および石投げの石、巧みに考案された新兵器などを用意しました。彼がこのように強くなったのは、神様の助けがあったからでした(15)。神様は、主の目にかなうことを行う人はだれでも、栄えさせてくださるのです。ウジヤが栄えたのは、彼に知識や能力があったからではありません。彼が神の名を拝み、神の御旨にしたがって生きていこうとした時に、神様が彼を栄えさせ、国を強固にされたのです。

     しかし、彼が強くなると、彼の心は高ぶりました。彼は神、主の信頼を裏切りました(16)。彼は、神殿に入って自分勝手な方法で香をたこうとしました。それは神様が定めた戒めを破る犯罪行為でした(民16:40)。結局、彼は神の宮から追い出され、隔ての家に隔離されてしまいました。彼は死ぬまでツァラアトに冒された者として、最期を遂げました。神様は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお与えになるお方です(ヤコブ4:6)。へりくだった心で主の御言葉に従う者には、神様は豊かな恵みと祝福をお授けになるのです。



    祈り:主よ、強くなった時にこそ、もっと謙虚になるべきことを学びます。私が恐れ敬う心で、祝福を担う者であるように、お助け下さい。

    一言:「高慢は破滅に先立ち、高ぶった霊は挫折に先立つ」(箴言16:18)

    きのう
    (12/12)
    きょう
    (12/13)
    あした
    (12/14)

    【日ごとの糧】(daily bread)とは
    【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
    三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
    教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
    特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
    弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

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    最近の日ごとの糧

  • 12月13日(土)    歴代誌第二27:1-9(2)    主の神殿に入らなかったヨタム  (Today)  
  • 12月12日(金)    歴代誌第二26:1-23(5)    ウジヤの栄えと失敗
  • 12月11日(木)    使徒の働き28:23-31(31)    少しも妨げられることなく、教えた
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