聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2024]

2024年 10月 04日 (金)

エゼキエル書 21:1-32(26)
冠ははずされ

剣をさやから抜き、正しい者も悪者も分けることなく、ネゲブから北まですべてのものに立ち向かうと主は仰せられました。ほどなく腰が砕けるほど激しく嘆くような大きな災いが訪れます。主はエゼキエルに、「剣、一振りの剣が研がれ、磨かれている(9)」と預言するよう命じられました。剣が研がれているのは虐殺のため、剣がみがかれているのは、稲妻のようになるためです。

「わが子の杖」とはダビデの王権を指し、「すべての木」とは異邦の国々を指します(10)。イスラエルは異邦人を見下し、蔑視し、ダビデの王権は決して倒れることがないと確信していました。彼らはさばきの剣を恐れていませんでした。しかし、この剣はイスラエルの民すべてをも刺し殺すものでした。この剣はイスラエルの隅々に臨み、彼らの罪を徹底してさばきます。

 一方で、バビロンの王は進撃の途上で、アンモン人のラバに至る道とイスラエルに至る道の間で迷います。バビロンの王は、エルサレムへの占いが当たり、エルサレムの城壁くずしを配置し、塹壕を掘り、塁を築きます。この日はイスラエルのすべてのわざに罪が表れるさばきの日となり、ユダの王が最後を迎える日となります。イスラエルは主がユダの王権を守られ、エルサレム城を保護されるものだと漠然とした考えだけでいました。しかし、それは大きな間違いでした。イスラエルが軽蔑しているバビロン王の剣を通して、神様はイスラエルの民を徹底にさばき、ユダ王の冠をはずされます。



祈り:主よ、私は冠を外されたユダ王のようにみじめで将来のない罪人でした。しかしイエス様が私のために裁かれ、贖って下さったので、今はいのちの冠を頂くようになりました。なんと大きな恵みでしょうか。心から感謝し、主をほめたたえます。

一言:いのちの冠をかぶる者


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